バフェット太郎です。

バフェット太郎のように配当再投資を実践したい投資家は、将来に渡って安定して配当を出してくれるような優良株に投資しなければなりません。以下の銘柄は、「配当王」を除いた「配当貴族」の中から、楽天証券で買えるエネルギー株です。(*配当王=連続増配50年以上:配当貴族=連続増配25年以上50年未満)

【配当貴族:エネルギー】
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【ヘルメリッチ・アンド・ペイン:HP】
石油・天然ガスの掘削会社です。資源探査のほか、生産企業からの受託による地上および会場での油井や採ガス井の掘削事業を行っています。米国本土での事業が大半ですが、南米、中東、アフリカ、メキシコ湾の海上でも展開しています。事業は上流部門に特化しているため原油高局面では業績を拡大しやすい一方、原油安局面では業績が悪化しやすいです。今期のEPSは赤字が予想されているものの、配当は増配が予想されています。

【シェブロン:CVX】
国際的な石油会社でスーパーメジャーと呼ばれる最大手の一角です。石油・ガスの探鉱から生産、輸送、精製、販売と上流から下流まで一貫した垂直統合型であり、発電事業も手掛けています。

米国首位のエクソン・モービル(XOM)に比べて将来性を示す確認埋蔵量は見劣りしますが、経営管理・財務管理に定評があるため、長期投資家から選好されやすいです。また、シェブロン、テキサコなどのブランドでガソリンスタンドを運営していることもあり、原油安局面におけるリスクヘッジ機能がついているものの、比較的上流部門に偏った事業構造であるためXOMよりも安定度は低いです。

【エクソン・モービル:XOM】
世界最大級の石油会社で、ロックフェラーの系譜を汲む老舗大企業です。1999年にエクソンとモービルが合併し、巨大化しました。規模を活かした権限獲得や開発力に強みを持ち、石油・ガスの探査・生産、燃料・化学品の精製・販売等を展開する垂直統合型です。

上流部門が利益の大半を稼ぐものの、下流部門にバランスよく投資しているためリスクヘッジはCVXよりうまいです。そのため長期投資家にとって最も好まれるエネルギー株です。

★★★

配当再投資を戦略とする投資家にとってエネルギーセクターへの投資はまずまずのリターンが期待できます。過去を振り返れば、1957年~2003年にかけてエネルギーセクターのトータルリターンは年率平均11.32%とS&P500種の10.85%を上回りました。だからと言ってエネルギーセクターのETFに投資しておけば間違いないなんてことはありません。

原油価格は度々乱高下しており、1970年代の石油価格の急騰を背景に、石油や天然ガスの探査を専門とする新興企業が投資家の人気を集め、株価は急伸しました。しかし、1980年に石油バブルが崩壊するとエネルギー株は軒並み売られました。そして1970年代後半から80年代前半にかけてS&P500に採用された、将来有望なエネルギー株13社のうち12社は、その後のトータルリターンがセクターリターンにもS&P500種にも届かなかったのです。

つまり、エネルギーセクターといえど、人気化したエネルギー株への投資は報われないと言うことです。これはセクター中、最高のトータルリターンだったヘルスケアセクターにも共通して言えることで、ヘルスケアセクターのトータルリターンが高かった主な要因は「一部の老舗ヘルスケア株」が投資家から見向きもされなかった時期が1957年から1977年まで続いたためです。

「一部の老舗ヘルスケア株」の具体的な銘柄を挙げるとブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)やファイザー(PFE)、メルク(MRK)などです。

配当再投資戦略を実践する投資家にとって、エネルギーセクターやヘルスケアセクターなどへの投資が報われることは広く知られていますが、だからと言って盲目的にセクターETFに投資していてはいけないし、有望銘柄に長期投資してはいけないのです。

一般消費財セクターを除くすべてのセクターは、新規で採用された新興企業の影響を受けてトータルリターンを押し下げられています。つまり、配当再投資戦略を実践するなら、セクターETFに投資するのではなくて、老舗で成長力に期待が持てない退屈な優良株(配当貴族等)に投資する方が良い結果が期待できるというわけです。

グッドラック。

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