バフェット太郎です。

バロンズとは、1921年に創刊の週刊投資専門誌のことで投資家のバイブルとも言われています。金融市場や投資動向に関する情報が満載で、ウォールストリートジャーナルを購読すると、厳選した一部の記事だけ読むことができます。

先日の記事では、バロンズが厳選した配当株10銘柄が紹介されていました。長く低金利が続く環境下では債券の利回りが期待できず、比較的安全な資産となるディフェンシブ高配当株に人気が集中したため、バロンズが目をつけたわけです。

意地悪な見方をすると、人気化したセクターにバロンズのような専門誌が投資家の動きに合わせて迎合した記事を書くときは大概の場合で相場の終焉を意味したりします。つまり、高配当株相場は終わりだということです。

さて、今回はそうした邪推は置いておいて、バロンズのような専門誌はどのように高配当株を選ぶのか、そのアイディアだけでも参考にしてください。

バロンズは比較的割安で増配も見込める銘柄を五つの条件で探しました。

一、S&P500指数構成銘柄であること
二、配当利回り2.5%以上であること
三、予想PER17.5倍未満であること
三、配当性向80%未満であること
四、2018年までの利益成長率が10%未満が予想されている銘柄は除外する
五、セクターで最高の配当成長が見込めること

【バロンズ高配当10種】

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ:通信)
メットライフ(MET:保険)
アッヴィ(ABBV:バイオ医薬)
ダウ・ケミカル(DOW:化学)
クアルコム(QCOM:半導体)
ターゲット(TGT:小売り)
カーニバル(CCL:消費者サービス)
JPモルガンチェース(JPM:金融)
US・バンコープ(USB:金融)

SPONSORED LINK


【メットライフ:MET】
生命保険会社のメットライフ(MET)は低金利によって業績が悪化している銘柄の一つです。フリーキャッシュフローは潤沢で2015年のフリーキャッシュフロー141億ドルに対して、配当総額は18億ドルと余裕はかなりあります。また、今後は金利の上昇とともに業績が上向くことが期待されています。配当利回りは3.7%と高配当です。

【アッヴィ:ABBV】
バイオ医薬品大手のアッヴィ(ABBV)の予想PERはわずか11.8倍と割安な水準です。割安な主な要因は、ABBVの業績依存度の高い主力製品ヒュミラ(関節リウマチとクローン病を治療する大型薬)は特許期間が満了しバイオシミラー(バイオ後続品←ジェネリックみたいなもの)の発売が予想されており、投資家が将来の業績を懸念しているためです。

しかし、イムブルビカという白血病やマントル細胞リンパ腫治療薬の売上高が2016年の6億5900万ドルから2020年までに50億ドルに達すると予想する向きもあります。配当利回りは3.5%と高配当です。

★★★

バロンズが高配当株に求める五つの条件はあくまで参考程度にしてください。例えばPER17.5倍未満でスクリーニングにかけた場合、エネルギー株はほとんど該当しません。これは原油価格の急落により、一時的にPERが測定不能になっていたり、高PERになっていたりするからです。一方で特定の条件下で利益が拡大しているような銘柄が見せかけの低PER銘柄になっている場合もあります。

それでもざっくりと銘柄を絞りたい場合はバロンズのような複数の条件でスクリーニングすると良いと思います。

グッドラック。
SPONSORED LINK