バフェット太郎です。

バロンズ』にモリス・マーク氏の記事。マーク氏は1985年にマーク・アセット・マネジメントというヘッジファンドを立ち上げて以来、年率11.8%(手数料・報酬控除後)ものパフォーマンスを上げており、S&P500指数の10.7%をアウトパフォームしてきました。つまり、グロース株投資家のお手本のような存在です。

彼の得意な投資スタイルは、業界で支配的な地位を築いており、売上高と利益の成長率が高く、経営陣が優秀であることに加えて、魅力的なバリュエーションを持つ成長企業に投資し、辛抱強く持ち続けるというスタイルです。

また、マーク氏は構造的な経済トレンドを熟知しており、住宅関連銘柄にチャンスを見出しています。08年の金融危機以降、米国の住宅市場は供給過剰から供給不足に変化しました。人口が年間250万~300万人増加している中で、通常は年間150万戸が新たに建設されるのですが、現在は未だ120万戸程度です。ちなみに2006年から2007年にかけての住宅バブル期では年間200万戸が新たに建設されていました。
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つまり、住宅市場はまだまだ伸びしろがあるということです。そこで、マーク氏は高級住宅販売のトール・ブラザーズ(TOL)を推奨しています。TOLは大手で唯一、従来型の一戸建てと住宅・分譲マンション市場でコンスタントに利益を上げている企業です。また、TOLの顧客は良質な中古住宅を買いたいと考えている人に対して転売することもできるので、高級住宅市場のニーズは高いです。

ただ、住宅関連株で注意したいのはPERです。TOLのPERは現在12.71倍と比較的割安に移りますが、住宅関連株の適正PERは10~12倍程度です。つまり、割安なバリュエーションとは言えないのです。しかし、将来の住宅着工件数に伸びしろがあることから、今後二~三年で利益が倍増する可能性があり、そうであるならば株価の上昇率は70~100%が期待できます。

マーク氏はTOLの他にもネット小売り最大手のアマゾン・ドットコム(AMZN)、証券リテール会社のチャールズ・シュワブ(SCHW)、ゲームソフト大手のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)を推奨しています。

SCHWは利益の80%を個人投資家や投資顧問からの安定した手数料で稼いでおり、収益性は非常に高いです。また、ATVIの代表作には「コールオブデューティー」や「デスティニー」、「ワールドオブウォークラフト」などがあり、昨年にはドル箱の「キャンディークラッシュ」を持つキング・デジタル・エンターテイメント社を買収しました。これにより、無料ゲームのプレイヤーに対する広告表示が新たな収益源になると予想されています。

グッドラック。