バフェット太郎です。

12日のNYダウ株式市場は前日比+239.62ドル(+1.32%)高の1万8325.07ドルと大幅反発しました。大幅反発した主な要因は利上げ観測が後退したためです。

この日はブラックアウト(FRB当局者が金融政策に関して踏み込んだ発言が制限される)期間を翌日に控えて、三人のFRB高官がハト派的な発言をしました。まず、FRBで最もハト派とされるブレイナードFRB理事は講演で「FRBは早すぎる時期に金融刺激策を解消しないよう配慮する必要がある。米国の労働市場は、一部エコノミストが指摘するより完全雇用から遠い状況にある可能性もあり、予防的に金融を引き締めることの論拠はそれほど強くないことを示している可能性がある」との考えを示しました。

また、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁も「インフレ低迷は、積極的な利上げを迫る圧力がないことを示唆している。現状の政策がなお適切だ」とハト派よりの発言をし、アトランタ地区連銀のロックハート総裁も講演後の記者団に対して、「順調な進展を見せる経済にとり、現行の超低金利がなお適切かどうか検討する上で、特定の会合で行動する切迫性はない」と話しました。

三人のFRB高官がハト派よりの発言をしたことを受けて、金融市場が織り込む9月利上げの確率は先週金曜日の24%から15%へと低下し、株式市場では利上げ懸念が急速に後退したことを好感して、高配当株を中心に買い戻しが入りました。
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NYダウの日足チャートです。相場の天井を示すトリプルトップ形成後、目標株価の1万8000ドルを割り込むか反発するかが注目されていましたが、利上げ観測の後退を受けて急反発しました。
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同じくNYダウの日足チャートですが、今後のトレンドは弱気のトレンドチャネルが予想されます。9月の利上げが見送られても、12月の利上げを意識した展開が待っているだけなので、利上げが実施されるまでは慎重な動きが続くと思います。

グッドラック。