バフェット太郎です。

突然ですが、みなさんはどのコカ・コーラが一番好きですか?ペットボトルのコーラ、缶のコーラ、瓶のコーラ。ぼくは缶のコーラが一番甘みを感じて好きなんですけど、実は瓶入りが一番甘くておいしいらしいです。ちなみに世界一うまいコーラはメキシコの瓶のコーラらしいです。

海外でコーラを飲んだことのある人は気づいているかもしれませんが、実は世界各国でコーラの味は違います。なぜかというと、コーラの原液は世界各国のボトラー業者に送り届けられ、ボトラー業者が原液にコーンシロップや砂糖、炭酸水などを加えてコカ・コーラを完成させるからです。そのため世界各国で水や砂糖の味が違うのでコーラの味も変わるというわけです。

メキシコではサトウキビやサトウダイコンから作られたサクロースを使用しているので、米国のコーラよりも炭酸が少ない一方、甘みがまろやかに感じるそうです。

さて、そんなことはどうでもいいのですが、コカ・コーラは1886年に米国のアトランタでジョン・ペンバートンによて発明されました。

当時、ペンバートンはコカ・コーラを慢性的な病気に効果のある健康ドリンクだと、顧客を騙して販売していました。実は健康ドリンクなんて真っ赤なウソで、ただコカインが微量に入っていたため頭痛をやわらげる効果があっただけでした。ところが、その後コカインが法律で禁止されコカ・コーラからコカインが取り除かれました。

コカ・コーラはコカの葉とコーラの実を合わせて作られたことからコカ・コーラと命名されたわけですが、コカ・コーラのレシピは実は当時から現在にいたるまでずっと秘密にされています。

これは噂なんですが、コカ・コーラのレシピを知っているのは社内に二人いるそうです。どうして二人いるかというと、どちらか片方が突然亡くなってもレシピを失わないためです。そのため、レシピを知っている二人が一緒に同じ飛行機や自動車に乗ることが禁止されているそうです。

それだけ徹底しているのにも関わらず、実はコカ・コーラは過去に一度だけその「秘密のレシピ」を盗まれたことがあります。今から10年前の2006年、コカ・コーラ本社で管理部門のアシスタントをしていた女性社員一人と社外二人の計三人は、その秘密のレシピを盗み出し、ライバルのペプシコに150万ドルで「秘密のレシピ」を売りつけたのです。

しかし、ペプシコはコカ・コーラに通報し、コカ・コーラは警察に通報してあえなく逮捕となりました。ペプシコはワシントン・ポストのインタビューに対して、「通報は社会的責任ある企業が果たす当然の行動だ。競争が激しくても法を守り公正でなければならない」と話しました。

さて、本当にペプシコは「法を守り公正な競争でなければならない」と考えて通報したのでしょうか。経済学の世界では「完全代替財」という言葉があって、ペプシコがコカ・コーラと同じ味のコーラを新製品として発売したら、厳しい価格競争が起きて、コカ・コーラの値段だけでなく、ペプシコが新発売したコーラの値段も下がることが予想されます。さらに従来のペプシ・コーラだって同じように価格競争にさらされるのです。

また、ペプシコがコカ・コーラのレシピを世間に公開したとしても、二流メーカーがコカ・コーラと同じ味のコーラを出し、先の例と同じように価格競争が起きてペプシ・コーラの値段が下がります。つまり、ペプシコはコカ・コーラのレシピを手に入れても何の得にもならないので通報しただけなのかもしれません。

ちなみに、逮捕された三人が持ち出した書類は「秘密のレシピ」ではなかったそうです。

グッドラック。

(参考文献:ヤバすぎる経済学
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