バフェット太郎です。

2016年上期は、配当再投資戦略を実践する投資家にとって最良の時期でした。市場参加者たちの投機マネーは利上げを恐れて比較的安全とされるディフェンシブ株に流れ、配当利回りの高い公益株や通信株、そして生活必需品株に流れたためです。

しかし、それは次第に行き過ぎた水準となり、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)のPERは24.29倍、プロクター&ギャンブル(PG)のPERは23.76倍と、割高なバリュエーションが心配されつつあります。

バロンズ』によれば、投資リサーチ会社ルーソルド・グループのリサーチ・ディレクター、スコット・オプサル氏は、「(高配当株は)ビジネスモデルは安全だとしても、バリュエーションは安全でない場合がある」と指摘しつつ「資本財やテクノロジーなど、他のセクターの方が配当利回りは魅力的だ」と主張しています。

そこで、ルーソルド・グループが価格が妥当な高配当株として独自の基準でスクリーニングし、さらにバロンズが選別した12銘柄を紹介します。
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これらの銘柄は比較的配当性向が低く、利回り3%を超えるような高配当株にはなりにくい銘柄ばかりです。一方でトラベラーズ(TRV)やアメリカン・エキスプレス(AXP)など配当より自社株買いを積極的に実施している銘柄もあります。

バフェット太郎は配当再投資戦略を前提に投資しているので、配当利回りの高い銘柄を選好しています。そのため株価がたとえ妥当だとしても、配当性向が低く配当利回りが高くなりにくい上記のような銘柄群には投資しません。

さて、このように「価格が妥当な高配当株」を主張する人もいますが、一方でそもそも高配当株のバリュエーションは「特に割高には見えない」という意見もあります。

RBCキャピタル・マーケッツのチーフ株式ストラテジストのジョナサン・ゴブラ氏によれば、現在、市場全体の予想PER16.6倍に対して、公益株17.3倍、通信株13.8倍と、過去5年間の平均並みか、それを下回る水準で取引されているとのこと。そのため必ずしも高配当株が買われすぎだとは言えないのです。

ただし、なかには株価が急激に上昇したディフェンシブ株もあるので、そうした銘柄のボラティリティ(変動率)には注意した方がいいです。ディフェンシブ株だからといってマイルドな株価の推移が期待できない場合だってあるということです。

グッドラック。

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