バフェット太郎です。

26日のNYダウ株式市場は前日比-166.62ドル(-0.91%)安の1万8094.83ドルと続落して取引を終えました。下落した主な要因は欧州の株安の影響を受けたためです。また、大統領候補のテレビ討論会や28日までのOPEC非公式会合に対しての様子見姿勢が広がったことも影響を受けました。

米国の司法省から巨額の和解金を求められているドイツ銀行を巡って、ドイツのメルケル首相が公的支援に否定的との報道があったことでドイツ銀行は前日比-7.06%安下げ、過去最安値を更新し、世界的な銀行株への売りが波及しました。
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チャートはドイツ銀行(DB)の週足チャートです。12.5ドルのサポートラインを割り込み下落が止まりません。これにつられて英バークレイズは-1.97%安、仏BNPパリバは-3.37%安、米ウェルズ・ファーゴ(WFC)-1.88%安、米バンク・オブ・アメリカ-2.77%安、シティグループ-2.67%安、JPモルガン・チェース-2.19%安、ゴールドマンサックス-2.21%安と世界中の銀行株が叩き売られました。

ドイツ銀行は住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐって、米司法省から140億ドルもの和解金を要求されていますが、ドイツ銀行の時価総額は160億ドル程度しかないので政府に支援を要請するしかありません。しかし、ドイツのフォーカス誌がメルケル首相が公的支援に難色を示していると報じ、その後、ドイツ政府報道官がフォーカス誌の報道を否定するなど混乱が続いているため銀行株から投資マネーが逃げ出しています。ドイツ銀行が破綻すれば欧州の銀行が連鎖的に破綻するので、株式市場のリスクが高まっています。

また、この日発表された8月の米新築一戸建て住宅販売件数は市場予想の60万戸に対して、結果60万9000戸と予想を上回りました。また、7月は65万9000戸に上方修正されましたが、これは2007年10月以来、約8年10カ月ぶりの高水準です。雇用が底堅く賃金が緩やかに上昇するなか住宅市場は総じて拡大を続けています。市場に出回る中古住宅物件が少ないことも新築一戸建て住宅販売件数の追い風になっています。

堅調な米国経済に対して、リスクが高まる欧州経済。2008年のリーマンショックから8年。チャートはあの日と似た景色が広がっています。
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(出所:ZeroHedge

ちなみに市場が織り込むドイツ銀行の破綻確率は20~30%程度です。

グッドラック。

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