バフェット太郎です。

FRB(米連邦準備理事会)のイエレン議長は議会証言で「年内に一回の利上げが適切だと考えている」と表明しました。

前回のFOMCでは、物価上昇圧力が十分ではなかったことに加えて、失業率も下がっていなかったことから利上げが見送られましたが、FOMC参加者の大半は年内に一回の利上げを見込んでいるため、12月のFOMCで利上げの公算が大きいと見られています。
1
(出所:Value Walk

さて、上のチャートはS&P500指数政策金利のチャートです。はFRBが利下げから利上げに大きく舵を切った時期を示しています。

過去30年の歴史を振り返れば、FRBが利下げから利上げに舵を切ったのは1986年、1994年、2004年、2015年の四回だけです。そして利上げの翌年は株価が必ず低迷しています。つまり、2016年は昨年末の利上げの影響を受けて株価が低迷していると考えられるわけです。

そしてその後、金利が段階的に引き上げられるごとに株価が大きく上昇していることが確認できます。そもそもFRBが利上げをするということは、米国経済が好調であることを意味するわけですから、企業業績が拡大し株価が上昇するのは至極当然と言えるのです。

では為替はどうかなのかというと、過去45年の歴史を振り返れば、8回の利上げのうち7回でドル安円高が進行しました。通常、利上げをする国の通貨が買われ、金利の低い国の通貨が売られるので、FRBが利上げをした場合、ドル高円安になると思われがちです。しかし、FRBが利上げに踏み切ることを市場は先に織り込むので実際に利上げをすると相場はドル安円高と逆に振れてしまうのです。

バフェット太郎がなぜ2015年に日本株をすべて売り払って米国株投資を始めたかというと、過去の経験則に従えば円高が進行し、為替要因で買われていた日本株は売られると考えたからです。結果、日経平均株価が2015年のピークから-20%下落しているのに対して、米国株は史上最高値圏で推移したままです。もちろん為替差損もありますが、配当を含めれば-5%程度の損で済んでいます。

さて、これから為替はどう動くのかについてですが、過去の経験則に従えばドル高円安に動くはずです。1970年以降、ドル円相場は長期の下落トレンドでドル安円高が進行してきました。そのため中・長期トレンドは掴みにくいのですが、短期トレンドを見ると必ず利上げをした時期の為替水準まで戻っているのです。これは過去8回の利上げのうち8回すべてであり、例外はありませんでした。つまり金利が段階的に引き上げられれば、2017年か、あるいは2018年には2015年12月の1ドル120円レベルまで為替は戻るというわけです。

グッドラック。

SPONSORED LINK