バフェット太郎です。

昨今、市場平均と同程度の運用成績を目標としたパッシブ運用が非常に人気を集めており、たくさんの投資家たちがインデックスファンドやETFに群がっています。彼らは市場平均に勝つことを諦めているわけですが、実は市場平均に勝つ投資戦略というのは存在します。

それは、指数に採用されている大型優良高配当株に投資し、配当を再投資することです。

市場平均に勝つことのできる銘柄というのは、当然、市場平均に組入れられている銘柄の中にあります。つまり、S&P500指数に採用されている500銘柄のうち、250銘柄は平均以上のリターンが期待できるのだから、指数に採用されている銘柄の中から選ぶ必要があります。従って、市場平均に勝つだけなら誰も知らないような中・小型株に投資する必要なんてないのです。

次に、500銘柄の中でどの銘柄が平均以上のリターンが期待できるかですが、これは高配当株を選ぶといいです。と言うのも、1978年にクリシュナ・ラマスワミーとロバート・リッツェンバーガーが、ベンジャミン・グレアムとデビッド・ドッドの『証券分析 』の後続の研究を進めていく中で、配当利回りと投資利回りに強い相関関係があることを発見したからです。また、ジェームズ・オショネシーが『ウォール街で勝つ法則 - 株式投資で最高の収益を上げるために 』で、ジェレミー・シーゲルが『株式投資 第4版 』で
、その主張を後押しする研究結果を発表しています。

例えば、ジェレミー・シーゲルの『株式投資 第4版 』によれば、1957年12月末にS&P500指数に1000ドル投資して、2006年末まで配当再投資した場合のリターンが年率平均11.13%だったのに対し、S&P500指数採用銘柄のうち、配当利回りの高い上位100銘柄に1000ドル投資した場合では年率平均14.22%でした。次いで、配当利回り101位~200位のグループの年率平均利回りは13.11%、201位~300位では10.55%、301位~400位では9.79%、401位~500位では9.69%と、配当利回りと投資利回りに明確な相関関係があるのです。

さらに、配当利回りの高いグループの方が、配当利回りの低いグループに比べて、ベータ値が低い傾向にあり、安定していることもわかっています。

従って、S&P500に採用されている銘柄の中から高配当株を選び、長期で買い持ちし、配当を再投資してやればいいのです。しかし、注意しなければならないのは、その高配当株が未来永劫配当を出し続けることができるかどうかです。例えば、業績が景気などの外的要因に大きく左右されるため、配当が減配や無配に転じやすいなら、それは「見せかけの高配当株」であるわけです。

そのため、長年配当を出してきたか、増配をしてきたかの実績を見なければなりません。そうしたことを注意しながら銘柄を選べば、誰でも市場平均に勝つことはできると思います。

グッドラック。