バフェット太郎です。

石油大手のシェブロン(CVX)が第3四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想0.37ドルに対して、結果0.68ドルと予想を上回りました。

売上高は予想303億3000万ドルに対して、結果301億4000万ドルとこちらは予想を下回りました。

3四半期ぶりに黒字に回復したものの、原油安の影響を受けて売上高の落ち込みが予想以上でした。

原油安に弱い上流工程の探鉱・生産部門は2億1200万ドルの赤字と、前年同期の6億0300万ドルから赤字幅は縮小しました。

一方で原油安に強いはずの下流工程の精製部門は10億7000万ドルの黒字と前年同期の約21億ドルから半減しました。これは精製マージン(原油コストと石油製品の販売価格の格差)をはじめとする利益率の低下などが原因です。
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CVXの週足チャートです。決算を好感して前日比+3.9%高と大きく上昇しました。短期的には大統領選を意識したレンジ相場(95~105ドル)を形成しているものの、中期的には強気の上昇トレンドチャネルを形成しています。

CVXはエクソン・モービル(XOM)ほど確認埋蔵量が少ないため、将来性に見劣りしますが、経営管理・財務管理に定評があり、長期投資家に好まれる銘柄です。

バリュエーションはPER151.62倍ですが、これは決して割高のサインというわけではありません。エネルギー株は原油価格などの外的要因に業績を大きく左右されるので、高PERや赤字によるPER算出不可の時の方が割安のサインとされ、現在の水準はまさにそれに当たります。

配当利回りは4.23%と高配当です。原油安を背景に配当が減配されるのではと心配されていますが、第3四半期配当を0.01ドル上げて1.08ドルにするなど、CVXの配当に対するこだわりが見えます。日本株はちょっと業績が下がるだけですぐ配当も引き下げるのとは対象的で、配当再投資戦略を実践する投資家にとってもCVXは大変好まれる銘柄です。

グッドラック。