バフェット太郎です。

11日のNYダウ株式市場は前日比+39.78ドル(+0.21%)高の1万8847.66ドルと小幅な上昇に留まりました。これまでトランプ相場の恩恵を受けるとされる資本財株や金融株、ヘルスケア株などが上昇していましたが、今日は買い一服感が見られました。

この日FRB(米連邦準備制度理事会)のフィッシャー副議長は講演で、「FRBが目標としている物価と雇用の達成へだいぶ近づいているようだ」と述べ、先行きはなお不透明で、金融政策に予め決められたシナリオはないとしたうえで、「米国経済の見通しはFRBが緩やかな利上げを進めるのに十分力強い」との認識を示しました。

また、トランプ氏の大統領選勝利を受けて、選挙結果に直接的な言及はしなかったものの、米10年債利回りが上昇している状況を巡っては、「FRBは米長期金利の上昇を注視しており、必要なら政策を調整する」としました。

これに先駆けてFRBのイエレン議長は10月14日の講演で、経済危機による損失の修復を図るには「高圧経済政策が唯一の方策となり得る」との考えを示したことで、市場参加者たちは動揺していました。突如として出た「高圧経済」という言葉は、「景気は過熱気味の方がいい」というような危なっかしく聞こえる言葉だったため、「イエレンは米国経済をバブルにさせようとしているのか?」と懐疑的になったのです。

だからこそ、昨日のフィッシャー副議長の発言は注目されていました。「まさかフィッシャーまで高圧経済いいよねとか言わないだろうな」って。

結論から言えば、先の発言の通り、フィッシャー副議長は「利上げを進めるのに十分力強い」としたことから、「高圧経済」のリスクを警戒しており、少なくとも「米国経済を過熱気味にして良い」とは考えていないことが確認されました。

すると、イエレン議長の真意はどこにあるのだろうか、ということになり、今後の発言が注目されます。

グッドラック。