バフェット太郎です。

ドナルド・トランプが大統領選挙に勝利したことを受けて、先行き不透明感から金が買われると思いましたが、予想外に下落しています。また、ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)も高値から-35%下落しています。
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GDXの週足チャートです。天井のサインを示すヘッドアンドショルダーを形成後、大統領選挙の結果を受けてネックラインを割り込みました。ヘッドアンドショルダーはネックラインからヘッドまでの長さと等しい長さで下落するので、ターゲットは16ptで来年の2~4月頃底値をつけると思います。

金価格下落の主な要因は、トランプ氏が財政支出の拡大を計画しているためで、長期債利回りが上昇する局面では利息を生まない金が売られやすいのです。

しかし、金鉱株には7年周期があり、2016年から2020年末までは上昇トレンドが続くと思います。

【バリック・ゴールド(ABX)1988-2016】
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産金世界最大手のバリック・ゴールド(ABX)の長期チャートです。

ABXの長期チャートを眺めると、右に傾いた山と左に傾いた山が交互に出現していることが確認できます。右に傾いた山をライト・トランスレーションと呼び、左に傾いた山をレフト・トランスレーションと呼びます。そしてレフト・トランスレーションとライト・トランスレーションの間にできるくぼみ()で必ず一旦急騰しているのも同じです。その後は短期的な調整局面を経て再び買われ、4年間買われ続けます。

つまり、2020年末まで金鉱株は上昇するというわけです。 

歴史を振り返ると、レフト・トランスレーションからライト・トランスレーションへの移行期に必ず南米の経済危機がありました。1980年代後半、南米は通貨暴落により1990年にブラジルがデフォルト(財政破綻)しました。また、1999年にブラジルが再び通貨危機に苦しみ、2001年にはアルゼンチンがデフォルトしました。どちらもその後金鉱株が大きく上昇しています。

翻って現在のマーケットを眺めると、メキシコ・ペソ、ブラジル・レアルが急落しています。これは長期金利の上昇を嫌気して、南米から投資マネーが流出しているためです。今後、メキシコやブラジルは金利の上昇とドル高のダブルパンチでドル建て債務は膨張し、いよいよ経済危機を迎えると思います。そしてそれこそが金鉱株の夜明けになるのです。

グッドラック。

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