バフェット太郎です。

著名投資家ジョージ・ソロス氏率いるソロス・ファンド・マネジメントは第3四半期に世界最大の産金会社バリック・ゴールド(ABX)の株式を178万株買い増し、保有株式の合計を285万株にしました。

ソロスはかねてから金と金鉱株投資に目を向けていましたが、第2四半期では保有株の94%を売却するなど、買ったり売ったり、そしてまた買ったりと、投資戦略に一貫性がありません。そのため、第4四半期にはまた売っているかもしれないのです。

第3四半期(7月から9月末にかけて)、ABXの株価は17~23ドルで推移しており、現在の株価は15.60ドルと7カ月ぶりの安値で取引されているため、含み損を抱えていることがわかります。

そもそも金は利息を生まないため、経済が成長加速し金利が上昇していくような局面には弱いです。そのためスタンレー・ドラッケンミラー氏は米大統領選挙の開票が進んでいた8日夜に、保有していた金を全て売却しました。

ドラッケンミラー氏は大統領選挙後の10日、CNBCのインタビューで「ここ数年、金を保有してきた理由が全て消えつつあるように思われる」と語り、トランプ次期政権が規制緩和と税制改革をもたらし、経済成長を加速させると楽観的な見方を示しました。これは「株式市場の強気相場は行き着くところまで行き着いた」と語っていた5月から、相場の見方を180度方向転換したことになり、まさに「君子は豹変す」です。

ドラッケンミラー氏はいま、対ユーロでドルを買い、米国債、英国債、ドイツ債、イタリア債を空売りし、株式市場で成長に反応する分野を選好しているそうです。

ソロス氏ももしかすると大統領選挙の開票結果までに金鉱株のポジションを再び解消しているかもしれません。
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チャートはヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)の週足チャートです。チャートを眺めると5月から11月にかけてヘッド&ショルダーを形成したことが確認できます。

この場合、「H(ヘッド)」から「N(ネックライン)」までの長さと等しい長さだけ下落するので、ターゲットは16ptになります。また、弱気の下降トレンドチャネルを形成していることから、これに従って16ptでサポートラインを引くと2月から4月にかけて底を打つと思います。

底打ちのサインはダブルボトムなのかトリプルボトムなのかわかりませんが、2月~4月頃にかけて金鉱株投資を再開するといいと思います。

グッドラック。