バフェット太郎です。

イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、議会合同経済委員会で、「経済指標が引き続き労働市場の改善とインフレ加速を示せば、FRBは『比較的早期に』利上げする可能性がある」との認識を示しました。これは12月の利上げを明確に示唆しており、為替市場では急速にドルが買われ、円が売られました。
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イエレン議長は、米国経済の労働市場は改善しており、賃金の伸びは「加速している」ほか、個人消費も「緩やかに増加が続いている」とし、景気に対して総じて明るい見方を示しています。

ドル円の週足チャートを眺めると、強気の上昇トレンドチャネルを形成していることが確認できます。現在、1ドル110円と急速にドルが買われていることから、短期的には調整局面を迎えてもおかしくありません。

ただし、中・長期的にみればドル円は120~122円方向に上昇します。これは過去を振り返ると、FRBが金融政策を利下げから利上げへ大きく舵を切るとき、最初の一年はドルが売られ円が買われますが、次の一年は反対にドルが買われ円が売られるためです。
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チャートはドル円の長期チャートです。

赤い矢印は金融政策が利下げから利上げに転じた時を示しています。2015年を除く過去8回の利上げ局面で、6回でドル安円高方向に動き、その後反発して、最初に利上げに踏み切った時点の為替水準まで戻しています。

つまり、2015年の利上げ局面でも為替は一旦ドル安円高に動きますが、結局最初に利上げに踏み切った時点の為替水準(120~122円)まで買い戻されるというわけです。

また、金利と株の関係は以下の通りです。
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過去30年を振り返ると、FRBが利下げから利上げに大きく舵を切ったのは1986年、1994年、2004年、2015年の四回だけで、利上げの翌年は株価が必ず低迷していることがわかると思います。しかしその後は一転して大きく上昇しています。つまり、過去の経験則に従えば2017年は株価が飛躍する年だと言えるのです。


2016年のNYダウ株式市場は、利上げの影響や英国のEU(欧州連合)離脱の影響、そして大統領選挙の先行き不透明感から低迷していましたが、これまでコツコツと配当再投資戦略を実践してきた米国株投資家は、ドル高と株高の恩恵を受けて来年は報われると思います。

グッドラック。