バフェット太郎です。

今から約30年前の87年10月19日(月)にNYダウ株式市場は史上最大の暴落となり、この日が月曜日だったことから「ブラック・マンデー(暗黒の月曜日)」と呼ばれました。

また、1929年10月24日(木)はゼネラル・モーターズの株価が大暴落し、株式市場が閉鎖され、投機家たちが11人も自殺したことから、この日を「ブラック・サーズデー(暗黒の木曜日)」と呼ぶようになりました。

さて、感謝祭翌日の金曜日は米国では「ブラック・フライデー」と呼ばれています。これは何も厄日を表しているというわけではなくて、この日から年末商戦が本格化し、小売店が黒字、つまりブラックになるということで「ブラック・フライデー(黒字の金曜日)」と呼ばれているわけです。

年末商戦は小売業の年間売上高の40%を占めると言われていて、全米小売業協会(NRF)によれば年末商戦小売売上高は6558億ドル、前年同期比3.6%増になることが見込まれています。また、感謝祭の週末だけで1億3740万人が実店舗やネットで買い物すると予想されていて、小売業者にとって重要度の高いセールです。

最近の傾向としては、実際に店舗に足を運び買い物をする人が減少傾向にある一方で、ネットで買い物をする人が増加していて、NRFによればオンライン小売売上高は前年同期比7~10%増の最大1170億ドルが見込まれています。

一部報道によれば、小売り最大手のウォルマート・ストアーズ(WMT)やディスカウントストア大手のターゲット(TGT)のブラックフライデー当日の集客はそれほど落ち込んでおらず、大胆な安売り戦略が功を奏して集客の増加に繋がっているそうです。

また、今後ネット通販市場が拡大していくことから、WMTはこれまでの多店舗化戦略から一転して出店を抑え、ネット通販事業に投資資金を集中させており、「サイバー・マンデー」に力を入れています。

「サイバー・マンデー」とは2005年から始まったネット・セールの日で、通常、感謝祭の週明けの月曜日に行われることから「サイバー・マンデー」と呼ばれています。なぜ月曜日なのかというと、米国のサラリーマンたちは会社の高速ネット回線を使用して買い物をする横着な人が多いからです。

WMTは、近年自宅でも高速ネット回線を利用できる環境が整いつつあることや、オンラインストアの取扱品目を800万アイテムから2300万アイテムと約3倍に増やしたことで、サイバーセールの三日前倒しを決定し、ブラック・フライデーの日にセールを開始しました。

また、週明けの月曜日には転売業者が増加していることからプラダやグッチなどの高級ブランド品のネットセールも始めたり、ライブ専用サイト「ウォルマート・ライブ」で商品紹介の生配信番組を新たに始めることが予定されています。

今後、ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)からどれだけシェアを奪い取ることができるかが注目されています。
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WMTの週足チャートです。強気の上昇トレンドチャネルを形成しサポートラインと50日移動平均線に支えられていることが確認できます。この水準を割り込まなければ80ドルをターゲットに買われていくと思います。

グッドラック。