バフェット太郎です。

大きな雪だるまを作るためには、その芯となる核の部分を強固に作らなければなりません。それが出来れば後は軽く転がすだけで雪だるまはどんどん大きくなるものです。しかし、この芯が弱いと途中で崩れたり割れたりするので気をつけなければなりません。

資産運用の世界でもこれは同じことが言えて、投資の核となる部分は固いものでなければなりません。別の言い方をすれば、誰もがもてはやすようなイケてる流行銘柄ではなく、地味で退屈で歴史のある銘柄でなくてはならないということです。

誰もがもてはやすようなイケてる流行銘柄というのは、具体的には「FANG」銘柄のフェイスブック(FB)やアマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOGL)などです。これらの銘柄は米国株投資家には非常に人気が高く、多くのヘッジファンドマネジャーたちがポートフォリオに組み入れている銘柄でもあります。

しかし、ゴールドマン・サックスによれば、ヘッジファンドやミューチュアルファンドのパフォーマンスは8年連続でS&P500指数を下回っていることから、ファンドマネジャーたちが好むイケてる銘柄群を雪だるまの芯にするのはとても危険であると言えるのです。 そのため、投資の芯となる銘柄に投資した方が良いということになるのですが、それはNYダウ30種やS&P100に採用されている超大型ディフェンシブ銘柄で、具体的に言えばコカ・コーラ(KO)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などです。

これらの超大型ディフェンシブ銘柄はどの景気局面においても安定した収益が見込めるだけでなく、配当も安定して株主に還元しています。そのため、投資家は配当を再投資することで資産を雪だるまを転がすように大きくすることができるというわけです。

配当がそもそもなかったり、どれだけ将来有望と見られていても、事業そのものが新しく、参入障壁が低いようなら雪だるまの芯にするべきではありません。ほとんどの人は忘れてしまったかもしれませんが、フェイスブック(FB)に抜かれるまで英語圏で最大のSNS企業はマイスペースという会社でした。しかしサービスの遅さや収入の鈍化から市場から「あっ」という間に淘汰されてしまいました。

また、ネット小売り業ではアマゾン(AMZN)がトップを独走していますが、将来有望と期待されていた「eトイズ」や「ペット・ドット・コム」、「コズモ」などのネット小売り企業は倒産してしまいまいした。

〇年前からフェイスブック(FB)に投資しておけばよかったとかアマゾン(AMZN)に投資しておけばよかったと言うのは、後知恵バイアスと言って、結果を見てからなら誰もが正解を答えることができるのです。

投資の世界で大きな雪だるまをつくりたいなら、強固な芯となる超大型ディフェンシブ銘柄に投資して配当再投資することが王道です。後知恵バイアスの罠にハマってフェイスブック(FB)やアマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)などのFANG銘柄をコア銘柄にして雪だるまを作ろうとするなら、いずれパッカリと割れて後悔することになるかもしれませんよ。

グッドラック。

(参考文献:私の財産告白 (実業之日本社文庫)