バフェット太郎です。

ETFの中にはレバレッジ型ETFというのがあります。例えば、「Direxion・デイリー・S&P500・ブル3倍・ETF(SPLX)」というETFがあるのですが、これはS&P500指数の値動きの3倍になるように運用されているETFです。しかし、だからと言って三年後にS&P500指数が2倍に値上がりしたとしても、Direxion・デイリー・S&P500・ブル3倍・ETF(SPLX)が6倍になるというわけではありません。なぜなら、ブル3倍ETFは値下がり率も3倍になってしまうからです。

例えばS&P500指数を100とした場合、10%下落すると90になります。この時、ブル3倍ETFは30%下落することになるので指数は70になります。

その後、10%値を戻した場合、S&P500指数は90から99になります。一方でブル3倍ETFは30%値を戻しても91にしかなりません。このように、大きく値下がりした場合、それ以上の値上がりが期待できなければレバレッジ型ETFは投資するべきではありません。

別の言い方をすれば、上昇トレンド以外でレバレッジ型ETFに投資すると痛い目に遭うということです。

ちなみに、その他のレバレッジ型ETFにはDirexionデイリー金鉱株ブル3倍ETF(NUGT)というものがあります。政策金利が下がる局面では投資妙味のあるものの、利上げ局面では危ないETFです。下のチャートはヴァンエック・ベクトル金鉱株ETF(GDX)とDirexionデイリー金鉱株ブル3倍ETF(NUGT)の週足チャートです。

【ヴァンエック・ベクトル金鉱株ETF(GDX)】
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仮に、2016年の大底でGDXを1万ドル買った場合、当初の1万ドルは1万5300ドルになります。

【Direxionデイリー金鉱株ブル3倍ETF(NUGT)】
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一方でブル3倍ETFに投資した場合、当初の1万ドルは1万6600ドルになります。つまり、ブル3倍ETFに投資したとしても、リターンが3倍になるわけではないということです。しかし、わずか半年で約10倍値上がりしたことは事実です。

従って、ブル3倍ETFというのは、短期的に上昇トレンドをうまく捉えることが出来た場合のみ、莫大なリターンが期待できる一方、一歩間違うと取り返しのつかないことになるということです。

しかし、そもそも金鉱株への投資タイミングは通常大底を狙って買うものではありません。例えばヴァンエック・ベクトル金鉱株ETF(GDX)なら15ptと17ptの時です。
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この時、下落相場の最終局面であるダイバージェンスの発生を確認した後、下落トレンドのレジスタンス(上値抵抗線)である15ptと、2015年にサポートラインとなっていた17ptを上にブレイクアウトした二回のタイミングで買い出動します。この場合、例え17ptで買ったとしても、現在19ptですから12%くらいの利が乗っている計算になります。
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一方でDirexionデイリー金鉱株ブル3倍ETF(NUGT)をそれぞれのタイミングで買った場合、絶賛含み損になっているというわけです。仮に10ptで買った場合は-40%の含み損になっており、まさに目も当てられない状況です。

投資家とは過去のチャートを眺めて、底値で買えたら資産は何倍にもなったなんて都合の良い妄想を膨らませますが、理想と現実のギャップは大きいですよ。

グッドラック。
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