バフェット太郎です。

株式投資に関することの多くは誤解されているものばかりなので、バフェット太郎は人に株式投資をやっているということはあまり言ったりしません。

例えば、ほとんどの人にとって株式投資とは、株を安く買って高く売ることを頻繁に繰り返して、利ザヤを積み上げていくというイメージだと思います。これは、2000年代以降のネット証券の台頭により手数料が安くなったことに加えて、簡単に売り買いができるようになったことが挙げられます。また、2006年までの強き相場で億万長者になったデイトレーダーが頻繁にテレビに映っていたことも大きな要因の一つです。

従って、ほとんどの人にとって株式投資家とは、デイトレーダーのようにキャピタルゲインのみを追及し、一日中パソコンの前に座り、売買に熱中することを指します。そうです、パチンコの台に一日中座っているギャンブラーとイメージはほとんど同じなのです。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用損益のみが人々に注目されるのも、株式投資が売買することで利ザヤを積み上げるものだと誤解されているからに他なりません。

しかし、株式投資には株を安く買って高く売ることを頻繁に繰り返すことで利ザヤを積み上げていくだけでなく、配当を再投資することで資産の最大化を目指すというやり方もあります。

例えば、バフェット太郎の11月末の運用損益は+90万円でした。これは元本に対して+2.36%増加したにすぎません。
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しかし、これは評価損益であるため配当が含まれていません。バフェット太郎は配当を再投資して資産の最大化を目指しているので、配当の価値は日に日に増えていくのです。

そうすると、評価損益だけで投資パフォーマンスを評価するのは適当ではなく、配当再投資を含めたトータルリターンで見てやる必要があるのです。
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11月末までのトータルリターンは+8.11%でした。これが配当再投資を含めた本当のパフォーマンスです。

このように、キャピタルゲインだけでなく、インカムゲインを含めたトータルリターンに目を向けるべきなのです。そうすると、株式投資の誤解も少しずつ解けてくると思います。

つまり、株式投資とは株を安く売って高く売ると言った利ザヤを積み上げることだけではなく、安定してキャッシュフローを生み出す、地味で退屈な株を長期で保有し、配当を再投資することで資産の最大化を目指すゲームにもなり得るのです。

著名投資家ウォーレン・バフェットが「10年間株を持ち続ける気がないのなら、たった10分間でも株を持つべきではない」と言っているのは、何も「本質的な価値よりも割安になっている株を買い、値上がりするまで辛抱強く待つ」ということだけがその言葉の意味するところではありません。

本質的な価値よりも割安になっている株と言うのは、キャピタルゲインが狙えるだけでなく、配当利回りが高くなりインカムゲインも期待できるため、配当を10年間再投資するだけで、資産を大きく増やすことができるという意味も含まれているのです。

ちなみに2016年はほとんどの人が優良株をただ買い持ちするだけで含み益になったと思います。反対に、ブリグジットや大統領選挙、利上げなどのイベントで頻繁に売買してしまった愚かな投資家ほど損をしていると思いますよ。

グッドラック。
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