バフェット太郎です。

バフェット太郎はかねてから2017年の米国株式市場は弱気相場になると予想していますが、ジェレミー・シーゲル流の配当再投資戦略を実践する長期投資家にとって、弱気相場は幸運を呼ぶ相場と言えます。なぜなら富とは弱気相場から作られるものだからです。

ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』に、1929年の世界恐慌があった場合となかった場合が比較・検証されています。

そもそも1929年の世界恐慌では、企業が連鎖倒産し、銀行も相次いで破綻、失業率は25%まで上昇、NYダウ株式市場が386ドルから1932年にかけて41ドルまで大暴落しました。そんな悲惨な弱気相場なんてない方がリターンが高いに決まってる、そう考える投資家も少なくありません。しかし、検証してみると世界恐慌があった現実の方が、なかった場合よりずっとリターンが高かったのです。

例えば1929年、NYダウが386ドルと史上最高値を更新している中で1000ドル投資し配当再投資をした場合、25年後の1954年には4440ドルと年率平均6.15%ものリターンを上げました。一方で、世界恐慌がなかった場合、同じように1000ドル投資しても2720ドルにしかならなかったのです。これは年率平均4.10%程度のリターンしか生まなかったということです。

なぜ弱気相場があった方がなかった場合よりもリターンが1.6倍も大きかったと言うと、弱気相場により株価が下落している局面では、配当利回りが高くなるため、それがトータルリターンを押し上げたのです。

ただし、弱気相場があった現実というのは、みなさんが想像しているよりもずっと悲惨なものだったと思います。一時はピークから10分の一にまで大暴落したわけですから、バフェット太郎の場合4000万円の株式資産がわずか三年後に400万円まで目減りすることを意味するわけで、後悔の一言では済まされないし自殺者が多かった理由もわかる気がします。

ちなみに弱気相場があった場合の方がなかった場合と比べて1.6倍も差が開いたって本書では簡単に書いますけど、投資元本まで戻るのに15年間もかかってるし、債券のリターンにすら22年間アンダーパフォームしていたので、株式にだけ投資して配当再投資を愚直に続けるということは相当狂ってる投資戦略だったと想像できるわけです。

そのため、ドルコスト平均法を併用しならがら攻略していくのが王道です。上記のシミュレーションは1929年の高値圏で推移している時に1000ドル投資した場合ですが、そうではなくて、最初に500ドル投資して、毎年50ドルずつ買い増していく方法なら、タイミングによる失敗をある程度回避することができます。

弱気相場が長く続けば誰もが不安に陥るものです。しかし、こうした過去を知り、過去に答えを求めれば、弱気相場でも買い増していける勇気が湧いてくる気がします。

グッドラック。
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