バフェット太郎です。

11日のNYダウ株式市場は前日比+98.75ドル(+0.50%)高の1万9954.28ドルと上昇して取引きを終えました。この日注目されていたのは、ドナルド・トランプ次期大統領による初の記者会見です。

トランプ氏はこの会見で、製薬会社は政府に多額の費用を負担させることで「殺人」の罪から免れているとし、薬価の改革を進めると表明しました。また、製薬会社はアイルランドをはじめとした法人税の低い国に拠点を移していると指摘し、製薬会社は国内に回帰させる必要があるとしました。

こうした一連の会見を受けて、ヘルスケア株は軒並み下落しました。ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は-1.23%安、ファイザー(PFE)-1.82%安、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)-5.30%安、アムジェン(AMGN)-1.35%安、ギリアド・サイエンシズ(GILD)-1.65%安、アッヴィ(ABBV)-3.61%安でした。

米国では生死に関わるような医薬品の価格が大幅に値上げされたことで、製薬業界への批判が高まっていました。一方でバイオ株に投資していた投資家たちは、医薬品の価格が大幅に値上げされていたことを受けて企業の収益が大幅に成長し株価は上昇。医薬品価格の値上がりで政府支出が増大して苦しんでいる米国を尻目に内心ウハウハでした。それが今では…。

最近米国株を始めた人は知らないかもしれませんが、2015年の夏頃までバイオ株は軒並み大暴騰していたので、ギリアド・サイエンシズ(GILD)に長期投資しさえすればいずれ億万長者になれるんでしょ?と本気で信じていた投資家もいたし、ギリアド・サイエンシズ(GILD)株を保有していることが投資家のステータスと思われていた時期が確かにあったのです。

それもそのはず、2011年秋頃のギリアド・サイエンシズ(GILD)の株価は20ドルを割り込んで推移していたのに、わずか4年も経たないうちに120ドルまで大暴騰したのです。ところが大統領選挙でヒラリー・クリントン候補が薬価引き下げについて発言する機会が多くなると次第に勢いを失い、NYダウが最高値を更新する中で、ギリアド・サイエンシズ(GILD)の株価は高値から-40%安に沈んでしまいました。

この世は諸行無常だから、これに投資さえすれば絶対儲かるというような「最強銘柄」は存在しません。だからこれから株式投資を始められる方は、第二のギリアド・サイエンシズを見つけたとき、それに飛びつくんじゃなくて、反対に距離を置いてください。

例えばアマゾン(AMZN)がそれだったりします。誰もが同社のサービスを利用し、規模が拡大することを確実に予想できるとき、それに投資することは危険以外何物でもありません。とは言え、それでもアマゾン(AMZN)から香る甘い蜜に多くの投資家たちは我慢できず、吸い寄せられ飛びついてしまうのですが。

グッドラック。
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