バフェット太郎です。

17日のNYダウ株式市場は前日比ー58.96ドル(-0.30%)安の1万9826.77ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因はヘルスケア株と金融株が軒並み下落したためです。

ヘルスケア株下落の背景には、トランプ次期大統領がワシントンポストのインタビューで、薬価をめぐり「製薬会社を標的にする」と表明したことが挙げられます。一方で病院運営会社の株価は上昇しました。これはオバマケア(医療保険制度改革)の代替案で「すべての国民をカバーすることを目指す」と発言したからです。

これを受けてファイザー(PFE)ー1.41%安、メルク(MRK)ー1.38%安、ギリアド・サイエンシズ(GILD)ー1.59%安と下落しました。一方で世界最大の民間病院チェーンのHCAホールディングス(HCA)は+1.93%高、病院チェーン大手のテネット・ヘルスケア(THC)は+4.23%高、全米最大級の病院運営グループの持ち株会社、ユニバーサル・ヘルス・サービシズ(UHS)は+1.45%高でした。

病院チェーン株はどれも配当金がないことが特徴で、HCAホールディングス(HCA)とテネット・ヘルスケア(THC)は無配、ユニバーサル・ヘルス・サービシズ(UHS)は0.40%の低利回りです。そのため配当再投資戦略を実践したい投資家にとって敬遠されやすい銘柄群ですが、トレンドに乗って短・中期的な値上がり益を狙いたい投資家にとっては投資妙味があると思います。

また、この日はこれまでトランプ・ラリーの恩恵を受けてきた金融株も軒並み下落しました。ウェルズ・ファーゴ(WFC)-2.77%安、JPモルガン・チェース(JPM)はー3.63%安、ゴールドマン・サックス(GS)ー3.50%安、シティ・グループ(C)-2.10%安、バンク・オブ・アメリカ(BAC)ー4.17%安、USバンコープ(USB)-2.67%安でした。

ただし、今後利上げが加速していくことに加えて、金融規制の緩和が期待できるので、まだまだ上昇していくと思います。

ヘルスケア株と金融株が軒並み下落していく中で、これまで売られていた一般消費財株が買われました。ウォルマート・ストアーズ(WMT)+1.92%高、プロクター&ギャンブル(PG)+1.43%高でした。

昨年11月の大統領選挙以降、先週末の終値時点で最も上昇しているダウ銘柄はゴールドマン・サックス(GS)の+38.9%高、次いでJPモルガン・チェース(JPM)+28%高、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)+17.5%高と金融株とヘルスケア株が指数を押し上げていました。一方でダウの足を引っ張っていたのはウォルマート・ストアーズ(WMT)のー2.9%安、コカ・コーラ(KO)ー1.9%安、プロクター&ギャンブル(PG)ー1.3%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ー0.4%安などで、バフェット太郎が投資しているディフェンシブ銘柄が伸び悩んでいました。

実は配当再投資を実践している投資家の多くは、こうしたディフェンシブ銘柄を中心に投資しているので、トランプ・ラリーの恩恵をほとんど受けていなかったのです。ただドル高を要因に米国資産が上昇していただけで、プロクター&ギャンブル(PG)やコカ・コーラ(KO)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などの典型的なグローバル企業の株は海外収益が目減りするため株価が伸び悩んでいたのです。

年央から年後半にかけて予想されている弱気相場においては、ドル安の追い風を受けてこうしたディフェンシブ銘柄を中心に買われると思います。しかし、それまでの間や2018年以降の強き相場では金融株やヘルスケア株が強く目移りしやすい展開が予想されるので、簡単に手放したり「アレもコレも欲しい」と過剰な分散投資をしすぎないように気をつけてくださいね。

グッドラック。
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