バフェット太郎です。

フランスの経済学者トマ・ピケティは「21世紀の資本」において、格差の本質を「r>g」という一つの不等式で実証しました。「r」とはターン・オン・キャピタルのことで資本収益率を意味します。「g」とはエコノミック・ロース・レートのことで経済成長率を指します。ピケティは15年かけて世界20カ国以上の税務データを200年以上まで遡って収集し本書にまとめました。

ちなみに資本収益率(r)とは株や不動産などを運用して得た利回りのことを言い、経済成長率(g)とは働くことで得られるお給料の増加率のことを指します。

資本収益率(r)が年率4~5%に対して、経済成長率(g)は1~2%程度なので、その差が格差拡大の原因となっているわけです。ちなみに3%程度の差がどれほどの格差を生むかと言うと次のグラフを参考にしてください。
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rが年率5%、gが年率2%成長した場合の50年グラフです。2016年末を100とした場合、50年後の2067年にはrが1204に対して、gはわずか275と4.38倍もの差が開きました。

これを見て、ほとんどの人たちは資本主義経済においてお金持ちがどんどんお金持ちになって、いつまで経ってもお金持ちになれないとか、あるいはお金持ちはズルいと批判します。

どうして彼らがそう考えるかわかりませんが、バフェット太郎やこのブログの読者は「そうか、だったらrの側に行けばいいんだ!」と考えるわけです。

でもお金持ちはズルいとか言ってる人たちは、決して「r」の側に来ようとはしません。なぜならリスクを非常に恐れているからです。「r」の側に行けば必ずしもお金持ちになれるというわけではありません。株価が変動することで含み損を抱えることもあるし、不動産投資も必ず儲かるわけではありません。そのため、ほとんどの人はお金持ちはズルいと言っておきながら、お金持ちが取ってるリスクを一切評価しないのです。

また、お金持ちになるためにはただリスクを取るだけではダメで、情熱や勇気、信念を資産市場に投入することも必要です。世の中の投資をしないサラリーマンたちが日々の生活の中で情熱や勇気、信念を持っていないとは言いませんが、資産市場にその気持ちを投入していなければいつまでたってもお金持ちにはなれません。

会社に守られた中で、いくら情熱や勇気を振り回しても、手にする報酬は微々たるもので、ほとんどを会社に搾取されるだけです。会社はリスクをとるからこそリターンがあるので、搾取するのは正当な権利と言えます。

つまり、投資をしているサラリーマンと投資をしないサラリーマンとでは、同じように日々の生活のなかで情熱や勇気、信念を持っていても、それを資産市場に投入していなければ、上のグラフのように何倍にもなって格差が生まれてしまうわけです。

だからこそお金持ちになりたければリスクを恐れず「r」の側に行かなければならないんです。とは言え、「r」に行くだけでは資産市場でカモにされるだけなので、情熱、勇気、信念をもって日々勉強に励まなければならないのは言うまでもありません。

グッドラック。
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