バフェット太郎です。

インターネット検索世界最大手アルファベット(GOOGL)が第4四半期決算を発表しました。前年同期比+8.3%の増益だったものの、予想を下回る悪い内容でした。

EPSは予想9.64ドルに対して、結果9.36ドルと予想を下回りました。

売上高は予想253億2000万ドルに対して、結果260億6000万ドルとこちらは予想を上回りました。

EPSが予想を下回った主な要因は、資産の一部を評価損計上したためです。

スマホでネット検索しているユーザーが増えていることが追い風となり、広告クリックの伸び率は前年同期比36%増と第3四半期の33%増から加速しました。
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(出所:yahoo finance

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アルファベット(GOOGL)の営業利益の推移です。16年第4四半期は広告収入などによる「グーグル」部門の営業利益が78億8300万ドルだった一方、「アザー・ベット(その他の賭け)」部門は10億8800万ドルの赤字と、前年同期の12億1300万ドルから縮小しました。ただし通期の累計赤字額は36億1400万ドルと、前年の34億8600万ドルの赤字から拡大してしまいました。

収益の足かせとなっているこの「アザー・ベット(その他の賭け)」部門とは、自動運転車や血糖値測定コンタクトレンズ、華麗に伴う疾患の治療薬の開発などの新興事業のことです。アルファベット(GOOGL)は「グーグル」部門による莫大な広告収入を利用して、次の時代の収益柱を模索しています。
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アルファベット(GOOGL)の日足チャートです。予想を下回る決算を受けて、株価は前日比ー1.39%安と急落しました。
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週足チャートです。予想を下回る決算を受けて株価は急落したものの、中期的に見ればまだ強気の上昇トレンドを維持しいています。

デジタル広告市場は依然として成長市場でることに加えて、アルファベット(GOOGL)とフェイスブック(FB)が市場の54%と圧倒的なシェアを有しており、昨年の44%からシェアを拡大させていることから、ますます広告収入の拡大が期待されています。

グッドラック。

(関連本:グーグル ネット覇者の真実

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