バフェット太郎です。

投資の世界では、「配当貴族」に投資して配当を再投資した場合、トータルリターンはS&P500指数を大きく上回ることが証明されています。
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(出所:indexologyblog.com

そもそも「配当貴族」とは、S&P500指数構成銘柄のうち、25年以上連続で増配している企業群のことです。「配当貴族」の特徴はその安定した収益力にあり、ITバブルが崩壊しても、あるいは金融危機が起きても増配を続けてきました。従って、配当再投資による持ち株数の増加が、暴落後の上昇相場でアクセルとなり、パフォーマンスの差が拡大するというわけです。

しかし、わずか25年の歴史で何がわかるんだと反論する人もいます。日経平均株価は1990年以降、20年以上低迷し、今でも当時の過去最高値を更新できずにいます。また、1964年に800ドルだったNYダウは1982年になっても800ドルで推移していたので、上のチャートは配当貴族にとって都合の良い期間だけを抜き取ったのではないかというわけです。

だけど1990年時点で25年以上連続で増配した実績を持つ企業というのは、1965年頃から毎年増配を続けてきた企業であり、それほど銘柄数やデータも多くないの30年以上の長期チャートで比較するなんていうことは不可能なのです。ちなみに日本株の大企業には2017年となった今でも花王(26年連続増配)の一社しかありません。

そこでジェレミー・シーゲル氏が「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」で、過去15年間一度も減配していないグループの中から、とくに配当利回りの高い10銘柄を選ぶという戦略、通称「S&Pコア10種」として、1957年から2003年までの46年分のトータルリターンを調べた結果、S&P500指数の年率平均利回り11.18%に対して、S&Pコア10種は15.68%と大幅にアウトパフォームしたことがわかりました。

従って、約50年もの歴史を遡って過去に答えを求めれば、配当重視の投資が特定の20年間に限ってS&P500指数をアウトパフォームしたというわけではなくて、約50年間にわたってアウトパフォームすることが証明されているのです。つまり「配当貴族>S&P500」は証明されているのです。

それでも疑い深い投資家は、『「配当貴族>S&P500」だとしても、そもそもS&P500指数がこれからも上昇するとは限らない。S&P500指数への投資が株式市場が右肩上がりで上昇することを前提にしてるのなら、将来損をする可能性だってあるのでは?』と主張します。

そこでジェレミー・シーゲル氏が「株式投資 第4版」において、1801年~2006年末にかけて200年以上にわたるデータを調べたところ、長期的に見ればどの時代においても株式への投資は、インフレ調整済みの実質トータルリターンが6.8%期待できるということが証明されました。
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過去200年間に米国経済が歴史的に変動したことを考えれば、株式への長期投資がその間、安定的な投資利回りを提供し続けたのは驚異的なことだと言えます。また、米国の産業構造は農業国から工業国を経て、さらにサービスや技術中心の経済へと発展を遂げてきましや、戦前、インフレがほとんど見られなかったにも関わらず、戦後にインフレが加速し、世界各国は金本位制から管理通貨制へと移行して、さらに世界中のあらゆる情報を瞬時に伝わるようになりました。こうしたとってつもない変化にも関わらず、株式投資は驚くほど安定して投資家に富をもたらすことがすでに証明されているので、右肩上がりで上昇することが前提のS&P500指数への投資も、また、それを上回る配当貴族への投資も正しいと言えるのです。

グッドラック。

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