バフェット太郎です。

原油価格の伸び悩みと過剰在庫を懸念して、米欧石油メジャーが投資に慎重な姿勢をとり続けています。

原油価格は米シェールオイル企業の採算ラインである50ドルを超えると、すかさずシェールオイル企業が増産体制に入るため一段の上昇が望みにくいからです。そのため投資に十分な選別が必要になるため、投資に慎重になっているというわけです。

米欧メジャー大手5社の投資計画によれば、2017年は合計で、前年比ー1%減の1008億ドルになる見通しになっています。

英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは前年比ー7%減の250億ドルになる見通しです。これは16年の英BGグループの買収完了後、資産売却と投資先送りを続けており、財務の健全性を最優先しているためです。

BPは前年比でほぼ横ばいの160億~170億ドルになるになる見通しです。

シェブロン(CVX)は前年比ー12%減の198億ドルと過去10年で最低水準になる見通しです。

エクソン・モービル(XOM)は前年比+14%増の220億ドルになる見通しです。エクソン・モービル(XOM)は石油メジャー大手の中でも特に財務体質が健全で収益力も優れているため、原油価格が低迷している時でも積極的に投資することができるのです。これは同社独自のリスクマネジメントに基づき、常に財務体質を健全に保っているからに他なりません。

シェブロン(CVX)やコノコフィリップス(COP)などは原油価格が高騰している時、原油高の恩恵を受ける川上(探査・生産)部門に積極的に投資してきました。一方でエクソン・モービル(XOM)は原油高の時に同社独自のリスクマネジメントに基づいて、原油安の恩恵を受けやすい川下(精製)部門に積極的に投資しました。原油高の時に川下部門に投資したことで投資家たちはエクソン・モービル(XOM)を批判しましたが、2014年以降の原油安を受けて、唯一黒字を保ったのがエクソン・モービル(XOM)だけだったので再評価されました。

そして原油価格が伸び悩み、競合他社が投資に二の足を踏んでいる時に積極的に投資できる企業は、次の強気相場で一段と業績が加速するのは必至です。

こうしたことからエクソン・モービル(XOM)はエネルギー株の中でも特に長期投資に向いた銘柄であると言えます。
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グッドラック。

(オススメ書籍:「石油の帝国―――エクソンモービルとアメリカのスーパーパワー」)

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