バフェット太郎です。

米食品大手クラフト・ハインツ(KHC)は英蘭系食品・日用品大手ユニリーバ(UL)に買収提案し、それを撤回するまでたったの72時間の出来事でした。

これはクラフト・ハインツ(KHC)の大株主であるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の会長兼CEOウォーレン・バフェット氏の意向が強く、同じく大株主の3Gキャピタルがそれに従ったと見られています。

かねてからバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)は事業継承が進んでおり、後継者候補の二人がバフェット氏が投資しないような複合金属製品の大手プレシジョン・キャストパーツ(PCP:2016年BRK.Bにより完全子会社化)やアップル(AAPL)、航空関連株などの保有株を増やしてきました。

日本経済新聞によれば、今回のユニリーバ(UL)の買収提案は、同社がバフェット氏好みの消費者に馴染みのある強力なブランドをいくつも保有していることや、投資規模(約16兆1200億円)の大きさ、そして敵対的買収を嫌うバフェットの性格からして、バフェット氏本人が直接手を掛けたと見ているとのこと。そして重要なのはバフェット氏が消費分野の大型銘柄が現在、割安だと判断した点だと指摘しています。

ユニリーバ(UL)のPERは23.91倍と決して割安とは言えません。しかし、米国の個人消費が中長期的に伸びると判断できることや、同社が安定したキャッシュフローを生み出すことができるクオリティの高い株であることが割安だと判断されたようです。

これまでバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)が新規で買う銘柄がどれも後継者候補によるものだったので、バフェット氏らしさのある銘柄が忘れられていました。しかし、今回の72時間の買収劇で思い出した人も少なくないと思います。

バフェット氏が好む銘柄とは、安全かつクオリティの高い大型株です。ここで言う「安全」とは事業にレバレッジが掛かっておらず、ボラティリティの低い銘柄のことです。また、「クオリティが高い」というのは消費者に馴染みのあるブランドを保有し、収益見通しが立てやすく、キャッシュフローが潤沢であり、配当を出す大型株のことです。

具体的な銘柄を挙げれば以下のような銘柄になります。

【食品】
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)、クラフト・ハインツ(KHC)、ゼネラル・ミルズ(GIS)、ケロッグ(K)、キャンベル・フーズ(CPB)、JMスマッカー(SJM)、ハーシー(HSY)、マコーミック(MKC)

【飲料】
ペプシコ(PEP)、コカ・コーラ(KO)、ドクターペッパー・スナップル・グループ(DPS)

【日用品】
プロクター&ギャンブル(PG)、コルゲート(CL)、ユニリーバ(UL)、キンバリークラーク(KMB)、クロロックス(CLX)、チャーチ・アンド・ドワイト(CHD)

【タバコ】
アルトリア・グループ(MO)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、レイノルズ・アメリカン(RAI)

【アルコール】
アンハイザーブッシュインベブ(BUD)

バフェット氏がユニリーバ(UL)の買収で、消費分野の大型銘柄が現在、割安だと判断したのならば、上記の銘柄群も割安だと判断できます。

グッドラック。

(オススメ書籍:「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」)

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