バフェット太郎です。

2月22日のNYダウ株式市場は、前日比+32.60ドル(+0.16%)高の2万0775.60ドルと9営業日連続で上昇し、史上最高値を更新したものの、原油安とFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の内容が相場の重しとなりました。

FRB(米連邦準備制度理事会)は1月31日と2月1日の二日間開かれたFOMCの議事要旨を公表し、多くのメンバーが雇用とインフレを巡る指標が予想通りに推移すれば、「比較的早く」利上げを実施することが適切になる可能性があるとの認識を示していたことがわかりました。

これはトランプ新政権の経済政策が、インフレを予想以上に早いペースで押し上げる可能性があるためで、先行き不透明感がFRB内で強まっていることを示唆しています。

議事要旨によれば、一部のFOMC参加者は「次回会合で」利上げを実施するのが適切だと確信していることが明らかになり、早ければ3月14日・15日に開催されるFOMCで利上げに踏み切る可能性があります。

また数人のメンバーは、「インフレが急上昇し、失業率が過度に低下すれば、多くのメンバーが現在想定している以上のペースで金利を引き上げる必要があるかもしれない」としました。

一方で投票権を持つメンバー(17人中10人)の多くは利上げに対する切迫感は希薄で、トランプ政権が掲げる財政支出によるインフラ投資の拡大や法人税の減税が、先行き不透明感を高めるものの、そうした財政政策がインフレ率を予想以上に押し上げたとしても、委員会が対処するのに「十分な時間があるだろう」と述べました。

ただし、過去を振り返ればFRBがインフレに時間をかけてゆっくり対処したことはほとんどありません。
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いずれの時期においても、利上げペースが加速していることから、今後は多くの市場参加者が想定しているよりもずっと早いペースで利上げが進むと思います。

グッドラック。

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