バフェット太郎です。

ウォールストリート・ジャーナルによれば、ファストフード世界最大手のマクドナルド(MCD)が原点回帰を目指しているとのこと。

かねてからマクドナルドは顧客離れが進んでおり、多くの人は競合他社のシェイクシャック(SHAK)やハビット・レストランツ(HABT)などファストカジュアルに顧客が流れたと考えていました。そのため、マクドナルドも健康志向の野菜を練ったパテや、高価格帯のハンバーガーなど新製品を投入し、対策を打ち出してきました。

しかし、マクドナルドが独自に調査した結果、顧客離れの原因は顧客が健康志向になったのではなく、別のファストフードチェーン店に浮気していただけだったことがわかったのです。

米マクドナルドの企業戦略・事業開発部門のシニアバイスプレジデントのルーシー・ブレイディ氏は投資家に対し、「当社は、今までと違うマクドナルドではなく、今までより良いマクドナルドになる必要がある」と話したそうです。

今後マクドナルドは顧客を取り戻すため、冷凍ではない新鮮な牛肉を使ったハンバーガーを一部の地域で試験的に販売することで顧客の反応をうかがいつつ、主力商品の「ビッグマック」と「クォーターパウンダー」については生地と味を改良する新たな調理法を試したりするそうです。

さて、日本でマクドナルド株を保有している個人投資家の多くは、日本マクドナルド・ホールディングスの株を保有していると思いますが、ハッキリ言って日本マクドナルド株はクソです。

なぜなら日本マクドナルドは業績の良し悪しに関わらず、売上高の3%をロイヤリティフィーとして米マクドナルドに支払っているからです。例えば日本マクドナルドは前期売上高が2270億円だったので、68億円のロイヤリティフィーを米マクドナルドに支払っていることになります。加えて約20億円の配当金もあるので、計88億円が米マクドナルドの利益になるのです。

このようなビジネスモデルであることから、日本マクドナルドの前々期純利益ー350億円の赤字、前期純利益54億円だったのに対し、米マクドナルドは前々期純利益45億3000万ドル(約5164億2000万円)、前期純利益46億9000万ドル(約5346億6000万円)と歴然の差が生まれてしまうのです。

そもそも株式投資とは事業の一部を保有することを意味するので、どちらの事業を保有すべきかについては議論の余地もなく米マクドナルドです。当たり前ですよね?お金が入ってくる仕組みの中にある米マクドナルドと、お金が出ていく仕組みの中にある日本マクドナルドでは、米マクドナルドの事業の方が優れているに決まっています。

それでも多くの投資家が米マクドナルド株ではなく日本マクドナルド株に投資するのは、こうしたビジネスモデルを知らないことに加えて優待券があるからです。(32万円の投資で8000円の優待券と3000円の配当が得られるので配当利回りは3.4%になります)。

別の言い方をすれば、わずか8000円の優待券が、それ以上深く考えることを止めさせてしまっているのです。だからバフェット太郎は優待券狙いの投資家を見るたびに、ニンジンを目の前にぶら下げて走る馬や鹿を思い出してしまうのです。

もちろん誰もが合理的な投資をする必要はないので、例えそれが優待目的の愚か者の投資戦略だったとしても誰も止めたりはしませんよ。なぜなら優待券は家族でハッピーセットを食べに行く動機になり、それはお金持ちになることよりもずっと幸福になり得ることだからです。

グッドラック。

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