バフェット太郎です。

3月10日のNYダウ株式市場は、前日比+44.79ドル(+0.21%)高の2万0902.98ドルと小幅上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、好調な雇用統計を背景に「買い」が優勢となったためです。

労働省が発表した2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想の19万7000人増に対して、結果23万5000人増と予想を大きく上回りました。

失業率は予想4.7%に対して、結果4.7%と予想に一致しました。

平均時給は予想0.3%上昇に対して、結果0.2%上昇と予想をわずかに下回りました。前年同月比では2.8%増でした。

1月の非農業部門雇用者数は23万8000人増に上方修正された一方、12月は15万5000人増に下方修正されたことで、従来発表より計9000人増となりました。

12月~2月にかけての過去三カ月の平均増加幅は20万9000人増となり、昨年9月~11月にかけての三カ月平均17万9000人を大きく上回る強い数字となりました。

業種別では、建設が2カ月連続で大幅に増加しました。これは観測史上有数の温暖だったことによる恩恵を受けたためです。

労働参加率は63.0%と前月から小幅に上昇しました。

やむなくパートタイム職に就いている人や職探しをあきらめた人を含めた広義の失業率は9.2%でした。

さて、こうした堅調な雇用統計を受けて、来週14日・15日と開かれるFOMC(連邦公開市場委員会)では、利上げがあるとの見方が確実なものとなりました。

CMEフェドウォッチによれば、投資家が織り込む3月の利上げ確率は、雇用統計発表前の85%に対して、発表後は92%まで上昇しました。

今回、FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長はFOMC後に記者会見に臨みますが、ここでは今後の利上げの道筋についてどのようなコメントが出てくるのかということに注目が集まっています。

JPモルガンのエコノミストによれば、FRBの政策担当者が見込む年内の利上げ回数の中央値は4回と、前回12月に発表された3回から上方修正される可能性があるとの見方を示しています。

さらにゴールドマン・サックスのエコノミストは、3月の利上げの後は、9月ではなく6月にも利上げがあるのではないかとしています。

2015年、16年は当初の予想に反して、利上げ回数が何度も見送られてきた背景があります。そのため17年も、当初の3回の予想に反して2回になるのでは?と見られていました。

しかし、過去の経験則に従えば、一度景気に火がつくと一気に過熱してしまう傾向にあるため、利上げピッチも加速しやすいことから投資家は4回も覚悟しておくべきとバフェット太郎は何度もこのブログで書いてきました。

【米政策金利】
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【NYダウ:1990~2017(インフレ調整済み)】
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そして、利上げが加速し金利が高騰すれば、世界経済のどこかで歪みが生じます。歴史を振り返れば、金利が高騰した後、90年に湾岸戦争が勃発し、90年代に新興国で債務危機が起きて中南米諸国とアジア諸国がボコボコに売られました。そして2000年にITバブルが崩壊し、2008年に米国不動産バブルが弾けて金融危機の引き金を引きました。

こうしたことから、金利が高止まりした後、株式市場は大暴落します。別の言い方をすれば、現在の金利水準は歴史的に見て低水準であることから大暴落がすぐ起きるということはなさそうです。ただし、利上げのピッチは今後加速するので、2019年頃にピークを迎えて大暴落する未来が待っていると予想することができます。

では、投資家は2019年以降の大暴落まで投資を控えるべきでしょうか。結論から言えば値下がりをするのを待つのは間違いです。

なぜなら、今後相場がどうなるかなんて誰にもわからないのだから、2019年にかけてNYダウが3万ドルに到達してしまうかもしれないからです。その後30%暴落したとしても2万1000ドルにしかならないので、今買った方が配当分得することになります。

もちろん、誰にも読めない相場をあなただけが読めるかもしれませんし、あなたの望み通りの展開(例えば50%強の大暴落と長期低迷期)が待っているかもしれないので、「夢のシナリオ」を信じて値下がりを待っていても誰もそれを止めたりはしませんよ。

グッドラック。

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