バフェット太郎です。

今からちょうど10年前、23歳だったバフェット太郎は、「お金に働いてもらう」というキャッチコピーに惹かれて投資を始めました。

2007年4月の世界経済は、どこを見渡しても強気相場一色で、BRICsが特に魅力的な市場でした。バフェット太郎も新興国株の投資信託を100万円分買って、翌月には120万円にもなっていたので、「お金に働いてもらうって素晴らしい!」と思ったものです。

でも、これってどこかおかしい。お金に手足が生えて、バフェット太郎の代わりに働いてくれるわけではないからです。

それから数カ月もすると、米国の住宅バブル崩壊を受けて世界中の株価が暴落し、バフェット太郎は含み損を抱えました。お金に働いてもらうはずが、お金がどこかへ逃げてしまったのです。
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バフェット太郎が初めて投資家として株式市場で貢献したことは、お金を自分の代わりに働かせることではなくて、市場のために損をすることだったのです。

よく考えれば、投資した先で働くのはバフェット太郎のお金ではなくて、投資先の会社の従業員です。バフェット太郎も株式会社で働いていますが、株主のために働いたことは一度もありません。そう考えれば、そもそもお金なんて働いておらず、「お金に働いてもらう」というキャッチコピーは真っ赤な嘘だったということがわかります。

バフェット太郎が株式投資で100万円を120万円に増やしたのは、何もお金に働いてもらったわけではなくて、投資契約に定められているからに他なりません。つまり、投資家は企業の業績が良ければ持ち株に応じて配当や株価の上昇という形で還元されて、投資先の業績が悪ければ、株価が下落することで損失を被るだけです。

別の言い方をすれば、株式投資なんていうのは、リスクを買い、それに見合ったリターンを受け取るだけに過ぎません。

あれから10年、バフェット太郎はリスクの低いディフェンシブ株に投資して、確実にリターンを受け取るために連続増配株に投資して配当を受け取っていますが、10年前の苦い経験を考えれば、当然の成り行きかもしれませんね。

グッドラック。

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