バフェット太郎です。

ダウ平均は10月に暴落する傾向があり、11月から4月にかけて大きく上昇する傾向があります。つまり、4月は米国株にとって最高の6カ月の終わりの月になるということです。

過去を振り返れば、4月相場は2000~2005年の6年のうち4年で下落したものの、2006~2016年までの11年間のうち9年上昇しており、残りの2年はほぼ横ばいでした。こうしたことから4月は上昇しやすいです。

4月相場が上昇しやすい主な要因は、第1四半期決算にポジティブサプライズが期待されやすいためです。企業は1月の期末決算発表で来期の業績見通しを発表しますが、そこではハードルをやや下げて発表するためポジティブサプライズが出やすいのです。

ちなみに、今回のS&P500構成企業の第1四半期決算は+10.1%増が期待されていることに加えて、大統領選挙の翌年の4月は乱高下しやすいものの平均してかなりの上昇を見せます。さらに過去67年にわたって、ダウ平均が一番良かった月でもあるので、株式市場は弱気相場直前の最後の楽観に浸れるかもしれません。

この最高の6カ月が終わればいよいよ「セル・イン・メイ」の5月相場です。

11月から4月が最高の6カ月だったのに対して、5月から10月は最悪の6カ月になる傾向があります。そのため、相場の格言では「株は5月に売って、バカンスに出かけろ」と言われたりして、利益確定売りも出やすいです。

ただし、大統領選挙の翌年の5月に関してはパフォーマンスが良くなる傾向にあるので、楽観はもう一カ月長く浸れるかもしれません。

SPONSORED LINK
★★★

さて、バフェット太郎のようにディフェンシブ高配当株に投資して配当を再投資している長期投資家たちは、こうした相場の波に振り回されてはいけません。

経験の浅い投資家ほど、含み益のあるディフェンシブ株をここぞというタイミングで売却したりしますが、それは間違ったやり方です。本来、ディフェンシブ株投資というのは、値上がり益を期待するのではなくて、損をしないことを期待する投資だからです。

では、値上がりしない株に投資してどうやって資産を増やすのかと言えば、配当再投資による資産最大化に他なりません。損をしない(しにくい)株に投資することで安定した配当金を獲得し、その配当で同じ株を買い増してやれば、翌年からさらに多くの配当金を獲得できるのです。

従って、バフェット太郎のようにディフェンシブ高配当株に投資している長期投資家たちは淡々と配当再投資を実践するだけです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK