バフェット太郎です。

バフェット太郎は10銘柄に分散投資していますが、投資家によっては「集中し過ぎている。一銘柄当たりの比率を5%未満に留めるべきだ」との意見や、あるいは「分散し過ぎている。本当に自信のある一握りの企業に全体の20ー30%投資しようという気持ちでなければダメだ」との意見もあります。

投資の世界にたった一つの最適なポートフォリオが存在するのなら、それ以外の全てが間違いということになります。しかし、投資の世界には「S&P500ETFに投資して配当を再投資しろ」という一つの最適解が用意されているものの、ポートフォリオに至ってはその最適解が用意されていません。

そこで、個人投資家が自らポートフォリオを構築する際、何に気を付けてポートフォリオを構築すれば良いのでしょうか。

投資の世界では、個人投資家は8~16銘柄くらいに分散投資するべきだと広く言われています。例えば、たった一銘柄に集中投資している投資家は、その一銘柄が一日で10%暴落すれば、ポートフォリオ全体に与える影響も10%になります。しかし、バフェット太郎のように10銘柄に均等分散投資した場合、特定の銘柄が一日で10%暴落したとしても、ポートフォリオ全体に与える影響は1%にしかならないので、常に心は穏やかなままです。また、20銘柄に分散投資していれば、0.5%程度になります。

ただし、20銘柄以上に分散投資しても、そこから得られるリスク低減効果はほとんど感じられないほどに小さくなります。また、個人投資家が20銘柄以上に分散投資しても、各個別銘柄に目が行き届かなくなるなどのデメリットが大きくなるだけなので注意してください。

投資家の中には、たった一銘柄の優良銘柄に集中投資して、四半期決算の度に一喜一憂する投資家がいますが、これは資産運用とは言えないので良い子はマネしないでください。

また、米国株には日本株にはない優良企業がゴロゴロあります。そのため、あれも欲しいこれも欲しいとついつい銘柄を加えてしまい、気づけば30銘柄以上も保有しているなんていう投資家は珍しくありません。誰であれ、決断する数が増えれば増えるほど、一つの決断に対する質が低下するものなので、保有銘柄が多いということは、それだけ考えの浅い質の低い銘柄を組み入れる可能性が高くなります。そのため、保有銘柄が多い人に限って、かつて将来有望とされていたグロース株をポートフォリオに組み入れているものです。(ただし、幅広く分散されているのでポートフォリオに与える影響は小さいですが)。

従って、理想的な保有銘柄は8~16銘柄程度です。また、その際はセクターも分散させることが一般的には推奨されています。

例えば、バフェット太郎はポートフォリオの70~80%をディフェンシブ銘柄に投資していますが、これは一般的には推奨されるようなポートフォリオではありません。なぜなら、特定の景気局面で市場平均から大きくかい離する可能性が高いからです。

バフェット太郎のように、ディフェンシブ銘柄中心のポートフォリオを構築すると、強気相場で市場平均にアンダーパフォームする一方、弱気相場ではアウトパフォームしやすいです。そのため、現在のような強気相場では市場平均にアンダーパフォームしやすいです。

なぜ自称長期投資家のほとんどが、当初保有していたコカ・コーラ(KO)株やプロクター&ギャンブル(PG)株を数年後に手放すかというと、誰もが儲かっている強気相場の中で自分だけ置いてけぼりを食らっているからです。強気相場では、アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)など元気の良いグロース株の方が値上がり益が見込めるので、簡単に手放してしまうのです。

そのため、強い信念がなければディフェンシブ銘柄に長期投資するということは難しそうです。投資家の中にはコカ・コーラ(KO)、プロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の三銘柄に集中投資しようと考える人もいますが、強気相場で置いてけぼりを食らうことは目に見えているので、市場平均にアンダーパフォームする中で、値上がりしない銘柄をひたすら買い増すということができないのなら、止めておいた方が良さそうです。

また、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)、フェイスブック(FB)、ネットフリックス(NFLX)、テスラ(TSLA)などグロース株ばかり集中投資するのは、ボラティリティが大きくなるので控えた方が良さそうです。

多くの投資家は強気相場では、「下がったら買い増す」と威勢のいいことをいくらでも言いますが、いざ弱気相場になると途端に声を潜めます。弱気相場が短期間で終わることが予めわかっていたら苦労しませんが、いつまで続くかわからない弱気相場の中で追い打ちをかけるように保有銘柄にネガティブサプライズが出たりすると、「売り」を決断をしやすいです。

従って、多くの投資家はセクターを幅広く分散させた上で個別銘柄を選んで下さい。例えば、S&P500に近づけたいなら以下のようなセクター比率になります。
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ITと金融セクターに大きく影響を受けますが、これはS&P500とほぼ同じなので、市場平均から大きくかい離する心配はなくなると思います。また、銘柄はそのセクターを代表するような銘柄に投資するといいと思います。例えばITならマイクロソフト(MSFT)、IBM、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)などで、金融はウェルズ・ファーゴ(WFC)、ゴールドマン・サックス(GS)、JPモルガン・チェース(JPM)などです。

結論を言えば、理想的な保有銘柄数は8~16銘柄で、セクターは幅広く分散した方が無難です。しかし、バフェット太郎のようにディフェンシブ銘柄に偏らせたかったり、あるいはグロース株に投資資金を集中させたいのなら、市場平均からかい離することを覚悟した上で、強い信念が必要になることを忘れないでください。

グッドラック。

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