バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が株主総会で、保有するIBM株を三分の一売却しただけでなく、アマゾン・ドット・コム(AMZN)に投資しなかったことを後悔したり、アップル(AAPL)のiPhoneを「とてもとても価値ある商品だ」と評価したり、さらに業界再編の目途が立ってこれから収益の拡大が期待できる航空株の購入を擁護するものだから、自称長期投資家たちに動揺が広がっています。

そもそも長期投資とは、地味で退屈な銘柄に投資して長期で保有するというものなので、多くの自称長期投資家たちのポートフォリオの中には将来有望でワクワクするようなハイテク株や資本財株が入っていません。

そのため、バフェット氏がエクソン・モービル(XOM)やウォルマート・ストアーズ(WMT)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)にAT&T(T)、そしてIBMなど地味で退屈な銘柄を売却する一方、アップル(AAPL)や航空株などワクワクするような銘柄に投資し、将来有望とされるアマゾン(AMZN)に投資しなかったことを後悔するものだから、自称長期投資家たちは自分のポートフォリオに自信が持てなくなってきているのです。

しかし、将来のことは誰にもわからないことに加えて、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の副会長、チャーリー・マンガ-氏が「我々が保証できることは、これからも投資で失敗するということだ」と言っていることから、自称長期投資家たちは地味で退屈な銘柄を売却して、将来有望のアマゾン(AMZN)やアップル(AAPL)に未来を託す必要はありません。

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そもそも、地味で退屈な銘柄に長期投資するということは、アマゾン(AMZN)やアップル(AAPL)、航空株など値上がり益が期待できる銘柄に投資するのではなく、生活必需品株や通信株など業績が景気に左右されない安定した収益と配当が期待できる銘柄に投資しなければなりません。

つまり、バフェット氏は配当ではなく値上がり益を期待した投資をしているだけなのです。当然、何に期待するかで投資する銘柄は違ってきますから、安定した収益と配当を期待する自称長期投資家が生活必需品株や通信株に投資し、値上がり益を期待しているバフェット氏がアップル(AAPL)や航空株に投資すること自体はどちらも間違っていません。

そのため、自称長期投資家は投資の神様であるバフェット氏が地味で退屈な銘柄を売ってハイテク株や資本財株に投資したからといって、コバンザメのように追随する必要はないのです。

もちろん、あなたが配当よりも値上がり益を求めるならハイテク株や資本財株に投資しなければなりませんが、投資スタイルをコロコロ変えると、長期的なリターンを押し下げる原因にもなるので注意してくださいね。あと、あなたが速攻でお金持ちになりたがっているということには気づかないフリをしておきます。

グッドラック。

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