バフェット太郎です。

百貨店株が軒並み暴落するなど小売株が低調な中で好調なセクターがあります。それは百貨店を駆逐する側に立つアマゾン・ドット・コム(AMZN)などのハイテク株です。

ナスダックダウ平均S&P500
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過去二年間のナスダックとダウ平均、そしてS&P500指数の比較チャートです。

チャートを眺めるとナスダックが突出してリターンが高いことがわかります。特にアマゾン(AMZN)、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、フェイスブック(FB)の「ビッグ5」が存在感を強めており、米国株投資家の中にもこれまでディフェンシブ銘柄中心に投資していた人たちがこぞってアルファベットや(GOOGL)やアマゾン(AMZN)に投資するようになってきています。

日本経済新聞によれば上記IT企業「ビッグ5」が新興企業や老舗企業に関係なく駆逐しにかかっていることから「強すぎる」と評価しています。

例えば、先日の決算発表で投資家の失望を買った「スナップチャット」を運営するスナップ(SNAP)は、送った動画が相手の閲覧後に消える機能で成長してきましたが、同じようなサービスをフェイスブック傘下のインスタグラムが始めたことから、ユーザーにとって「スナップチャット」を利用しなければならない理由がなくなりました。また、ブランド力と開発力では勝ち目がないことや、デジタル広告市場はアルファベット(GOOGL)とフェイスブック(FB)がほとんど独占していることなどが、新興企業に入り込む余地を与えていないことがわかります。

さらに、老舗百貨店大手と老舗IT大手のIBMはアマゾン(AMZN)のネット通販とクラウド事業がそれぞれ脅威となっていることに加えて、IBMのAI(人工知能)事業はアルファベット(GOOGL)やマイクロソフト(MSFT)が競合相手になっています。

こうしたことから、日本経済新聞はビッグ5と競合するよりもビッグ5を顧客にできるかどうかが企業の命運を握っているとして、その代表的な銘柄として画像処理半導体大手のエヌビディア(NVDA)を例に挙げています。

エヌビディア(NVDA)は世界有数のGPUメーカーで、高性能ゲーム用のCPUやGPUを統合したTegraプロセッサが主力で、次いで速画像仮想デスクトップなど扱うプロ向け画像処理委事業があります。さらにディープラーニング(深層学習)と呼ばれる人工知能分野向けのサーバー向けと、テスラなど50社超と提携する自動運転向けを育成しています。

顧客にはアルファベットやマイクロソフト、アマゾン、テスラ、任天堂など超優良企業50社超を抱えており、成長分野の拡大が期待できます。

★★★

さて、こうした将来見通しの明るさから、「ビッグ5」やそれらを顧客に抱えるエヌビディア(NVDA)に投資妙味を覚える投資家が続出しています。しかし、これはちょうどギリアド・サイエンシズ(GILD)に投資するだけでお金持ちになれると信じられていた二年前のバイオ株ブームとそっくりです。

当時、世界有数のバイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)はC型肝炎治療内服液のソバルディと、その改良版のハーボニが大型医薬品として成長を牽引してきました。しかし、高額薬価への値下げ圧力や市場の競合激化で環境が変わり、収益の将来見通しが悪化してしまったのです。

ある日突然ルールが変わったり、競合相手が現れることで将来見通しが悪くなるというのはハイテク株も同じです。そのため、現在のハイテク株ブームもある日突然終焉するなんてことも十分あり得るので、十分に分散されたポートフォリオを構築することをお勧めします。

念のため断っておきますが、ハイテク株に投資するなという意味ではありません。

グッドラック。

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