バフェット太郎です。

投資家の間でマイクロソフト(MSFT)やアップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)にフェイスブック(FB)、そしてアマゾン・ドット・コム(AMZN)の「BIG5」に投資することがブームになりつつあります。

これらの銘柄はどれも将来有望であるため、期待感からPERも高くなりやすいです。

【BIG5のPER一覧】
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S&P500指数のPERが16倍程度であるのに対して、「BIG5」は平均を超えているだけでなく、アップル(AAPL)を除けばどれも30倍以上と平均的な銘柄に比べて二倍以上も割高な水準で取引されていることがわかります。

これらの「BIG5」に投資している個人投資家たちはさぞや枕を高くして寝ていることでしょう。しかし、過去の経験則に従えば、このような高PER株への投資が報われにくいことがわかります。

【大型高PER株VS大型低PER株】
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(参考文献:ウォール街で勝つ法則 - 株式投資で最高の収益を上げるために

これは1951年末にそれぞれ1万ドル投資して、毎年見直しを行って1996年末まで投資した場合のグラフです。

大型高PER株の上位50銘柄に投資した場合、当初の1万ドルは65万ドルにしかなりませんでしたが、大型低PER株の上位50銘柄に投資した場合は、当初の1万ドルが380万ドルと6倍弱もパフォーマンスが良かったです。さらに大型株全体では160万ドルになったそうです。

このように、過去の経験則に従えば高PER株投資は報われないことがわかります。しかし、昔の投資家たちが将来有望の高PER株のバリュエーションを正当化して何の心配もせず投資してきたように、今の投資家たちもBIG5に何の心配もせず明るい未来を期待しています。

もしかしたら人が歴史に学ぶことは、人が歴史から何も学ばないということなのかもしれません。

★★★

ちなみに、小型株も含めた全銘柄の中から低PER株を50銘柄抜き出し、1951年末に1万ドル投資して1996年末まで毎年見直しを行った場合、当初の1万ドルは210万ドルになったそうです。

これは大型株全体の160万ドルよりも高かったものの、大型低PER株の380万ドルよりも低い数字でした。つまり、小型低PER株が全体のパフォーマンスを押し下げたというわけです。従ってPERという尺度で銘柄を選択する場合、大型株の中から低PER株を抜き出さなければならないということです。

何故、小型低PER株投資がダメだったかと言うと、そもそもPERとは投資家の期待値を表すものですから、小型低PER株というのは成長が期待されていなければなりません。しかし、投資家の失望を買うガッカリ決算ばかり出す企業には誰も期待しなくなるので、そうした中で小型低PER株が生まれてきてしまうのです。

結局そのような株は市場から淘汰されるだけなので、小型低PER株への投資がパフォーマンス全体に悪影響を及ぼすというわけです。

いずれにせよ、大型小型に関わらず、長期投資家は高PER株には近づかない方がよさそうです。

グッドラック。

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