バフェット太郎です。

過去64年間を振り返ると、長期投資家がバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)に投資することで得られたリターンは1万6000倍と、S&P500指数に投資した場合の114倍よりはるかに良いリターンだったことがわかります。

これならバフェット氏が推奨するS&P500ETFに投資するよりも彼が率いるバークシャー・ハサウェイに投資した方が将来的にはるかに良いリターンが得られるのでは?と考える投資家も少なくありません。バフェット太郎もそう考えるうちの一人です。

しかし、バフェット太郎やその他大勢の個人投資家がバークシャー・ハサウェイに集中投資しないのは、個別の事情によるところが大きいです。

例えば、インデックス投資家たちは現代ポートフォリオ理論の下、最適なアセットアロケーションをデザインすることで安定した利回りを追求しています。そのため、彼らは株式のみならず債券やコモディティ、REITなど、長期的に株式のリターンを下回ることが見込まれている資産にも投資しています。つまり、彼らはリターンを最大化することよりもリスクの最小化を優先しているわけです。

また、バフェット太郎が連続増配高配当株に投資しているのは、配当を再投資することで長期的に市場平均をアウトパフォームすることができると信じていることと、やはりリスクの最小化を優先しているからです。ここでいうリスクとは何も株価のボラティリティ(変動率)のことだけではなくて、投資家本人の社会的リスクです。

例えば、ぼくたちの仕事は公務員でもなければ一生安泰とは言えません。例え安定した大企業に勤めている人だって、ボーナスを大幅にカットされてしまうかもしれませんし、大手家電メーカーのようにリストラされてしまうかもしれません。あるいは、そもそも社内競争で生き残れるかどうかすらわかりませんし、納得のいかない人事異動に自ら仕事を辞める場合だってあります。

そのため、労働市場に人的資本を投下する個人投資家にとって、金融市場に金融資本を投下し、仕事以外の収入源として「安定した配当」を得ることの精神的メリットは大きいです。

一方でバークシャー・ハサウェイへの投資は市場平均をアウトパフォームする可能性が高いものの、市場全体が落ち込んでいる局面では同様に株価も下落しています。そして、ぼくたちの社会的リスクはまさにそういう時に起こり得るのです。

ボーナスを大幅にカットされたりリストラに合う時というのは大抵の場合で不況です。いざという時に株を手放したくても、短期的には値下がりしているリスクが高いうえ、市場のセンチメントは「さらに下がる」という悲観論一色です。そうした中で、株を必要以上に売却してしまうという間違った判断を下してしまうリスクもあります。

そのため、配当のないバークシャー・ハサウェイへの投資は個人投資家にとって必ずしも最適な銘柄とは言えません。もちろん、20年30年絶対に売らない自信があり、売る必要がないなら別ですが。

一応断っておきますけど、バークシャー・ハサウェイに投資するべきではないと言っているのではありません。長期的なパフォーマンスを考えれば、高いリターンが見込めますし、広く分散されたポートフォリオの一部に組み入れても全然アリだと思います。

長期的な資産運用において大切なことは、自分が納得のいく投資スタイルを見つけて、それを一貫して継続することです。バフェット太郎は長期投資において、連続増配高配当株による配当再投資戦略が市場平均に対する優位性があると信じていることと、仕事以外の収入源として「安定した配当」を優先した結果、「バフェット太郎10種」を運用しています。あなたが一人の投資家としてリターンの最大化を優先するなら、バークシャー・ハサウェイやアルファベットなどの無配銘柄を検討してもいいと思いますよ。

ただし、無配銘柄は長期的に見ればリターンが低くなる傾向もあるので、銘柄選びには細心の注意を払ってくださいね。

グッドラック。

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