バフェット太郎です。

経験の浅い未熟な投資家ほど、わずか一銘柄に集中投資して市場平均を大幅にアンダーパフォームしているのにも関わらず、配当を含めれば損は出してない(ドヤ)と言ったり、配当貴族株を高配当株と同じものだと誤解して、高配当株とS&P500指数のパフォーマンスを検証して、配当貴族株がS&P500指数に劣るという間違った印象操作をするなど、最高に恥ずかしいことを平気でやったりします。

そもそも、米国配当貴族株のパフォーマンスはS&P500指数を上回る傾向があることはすでに証明されています。一応書いておきますけど、配当貴族とは25年以上連続で増配を繰り返す銘柄で構成されていて、高配当株インデックスは単純に配当利回りが平均以上の銘柄で構成されています。

高配当株投資で気を付けなければならないことは、配当が「絵に描いた餅」になるリスクがあることです。例えば、2014年の原油先物価格は1バレル100ドルで推移しており、配当利回り4~6%のエネルギー株がゴロゴロありました。そのため、配当に着目した投資を実戦している投資家のポートフォリオにはエネルギー株が主力銘柄になっていたのです。

しかし、2014年秋、米シェールオイル企業による原油増産を背景に、原油価格が半値以下に大暴落しました。各地で原油貯蔵庫が満杯になったことから、港には原油タンクを降ろせないタンカーが何隻も停泊したままになっていたのです。

こうしたことを背景に、原油価格は50ドル以下で低迷し、エネルギー企業の業績も軒並み赤字決算に転落。当然配当は減配されました。

そのため、高配当株に投資する場合は景気循環に業績が左右されない銘柄に投資しなければなりません。そこで、同じ配当に着目した投資でも景気循環に左右されず、安定して配当を出し続けてきた実績のある配当貴族株指数が注目されているのです。

【配当貴族指数:S&P500指数】
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(参考:S&P Dow Jones Indices

過去10年間の比較チャートです。配当貴族指数のリターンが年次9.72%だったのに対して、S&P500のそれは7.06%と大幅にアウトパフォームしていることが確認できます。

また、1990年から2014年末までの25年間の比較では以下の通りになります。
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(出所:indexologyblog.com)    

配当貴族株指数は、ITバブルの崩壊や金融危機など、歴史的な弱気相場の後に大きく上昇する傾向があります。一方で値上がり益がそれほど見込めないことから、短期的な強気相場では市場平均に対して弱含む傾向があります。

ちなみに、こうしたファンドの説明書きには、「将来のリターンはバックテストされたリターンと異なる可能性がある」と書いてあるのですが、これは過去のインフレ率と将来のインフレ率が違うので当然です。デフレが加速すればリターンは低迷(ドルの価値は上昇)するし、インフレが加速すればリターンは上昇(ドルの価値は下落)するだけだからです。

しかし、経験の浅い未熟な投資家ほど世の中にインフレとかデフレがあることすら知らないので、この一文を読んだだけで「なんだよ!過去のリターンは絵に描いた餅かよ!」とか、モンスタークレーマーのように発狂するのです。

いずれにせよ、長期的に見れば配当貴族指数はS&P500指数をアウトパフォームすることが証明されています。ただし、常にS&P500指数をアウトパフォームできるわけではないですし、強気相場では配当貴族はS&P500指数に対してアンダーパフォームしやすいことを覚悟した上で、投資家は一貫した投資スタイルを貫かなければなりません。

つづく。

グッドラック。

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