バフェット太郎です。

個人投資家の中にはフルインベストメント(全力買い)をする人がいますが、そんなことやってたらいつか投資判断を誤りますよ。

そもそも投資の世界には、株をいつ買い、いつ売れば良いかということを予め知っている人はいません。そのため、タイミングを見計らって短期的な売買を繰り返しても結果的に手数料分損するだけです。そのため、最初から優良株を全力買いして長期で保有すれば良いと考える人がいます。

しかし、「全力買い」すれば、資産が暴落する局面で恐怖と不安と焦りに負けて、投資判断を間違える場合が多いので、バフェット太郎は「全力買い」をオススメしません。

例えば、特定の銘柄やセクターに「全力買い」している投資家は、それが好調な時はいいですが、相場全体が好調な時に、自身が保有する資産だけ値下がりしていると、みんなから取り残されるような気分になって投げ売りしてしまうリスクが高まります。

そして、投げ売りした後に何を買うかと言えば、誰もが称賛するような将来有望のグロース株だったり、その時々に流行っている銘柄です。具体的に言うと、今なら米国株式市場ではNYダウ株式市場よりもナスダック市場が好調なので、アップル(AAPL)やアルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、フェイスブック(FB)などです。

SPONSORED LINK
ただし、こうした銘柄はすでに人気化しているため割高である場合が多く、短期的な値上がり益は見込めるかもしれませんが、長期的なリターンは低くなりやすい傾向にあります。そのため、投資方針をコロコロ変えるような原因となり得る「全力買い」は控えた方が良いです。

一方で、現金比率をある程度確保している投資家は、不人気になった割安な優良株を買うチャンスが訪れるので果敢に買い向かうことができます。

この時、全力買いした投資家は不人気銘柄を売って割高な人気銘柄を買いますが、現金比率を確保している投資家は不人気になった割安株を買い増します。この場合、長期的に見た場合のリターンは後者の方が高くなりやすいですが、それでも多くの個人投資家は目先の安心を得るために、短期的に値上がり益の期待できる人気銘柄ばかりに投資して悦に入ることを優先させるようです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK