バフェット太郎です。

「セルインメイ」とは、「5月に売ってバカンスに行け」という意味で使われますが、これは5月が最悪の6か月の始まりの月だからです。しかし、大統領選挙の翌年の5月は最もパフォーマンスが良い年であることから、今年は6月以降下げやすいです。

【2000-2016年6月リターン】
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過去17年間の6月リターンを振り返ると、17回のうち12回(71%の確率)でマイナスで、平均騰落率は-1.45%でした。

【大統領選挙翌年の6月リターン】
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また、大統領選挙翌年の6月はさらに悪く、1945年以降、18回のうち15回(83%の確率)でマイナスで、平均騰落率は-1.24%でした。

さて、6月16日(第三金曜日)はトリプルウィッチング(三人の魔女)といわれていて、株式先物取引と株価指数オプション取引、個別株オプション取引の三つの取引期間が満了日になるため、機関投資家たちが一斉にポートフォリオの調整を行います。

そのため、トリプルウィッチングの週は相場が不安定になりやすく、翌週も下げやすい展開が予想されます。

しかし、ナスダック市場は6月末にラッセル指数の入れ替えがあることから、6月最後の三日間から7月の9取引日目までは短期的ですが強い上昇が期待できます。

とは言え、過去の経験則に従えば6月から10月末にかけて弱気相場が続くことが予想されますから、過度な楽観は禁物です。

グッドラック。

(参考文献『アノマリー投資』)

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