バフェット太郎です。

FANG銘柄への警戒感が高まる中で、これまで避けられていた不人気セクターに注目が集まりつつあります。その不人気セクターとはエネルギー株、通信株、金融株です。

【S&P500指数と不人気セクター】
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過去半年を振り返ると、テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド(XLK)が+14.57%と最も成績が良い一方、エネルギー・セレクト・セクターSPDR(XLE)は-12.04%、通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)と同業大手AT&T(T)はそれぞれ-9.74%、-5.77%と市場平均を大幅にアンダーパフォームしました。

エネルギー株が避けられている主な要因は、原油安により業績悪化が懸念されているためです。今年1月、1バレル55ドルだった原油価格はわずか半年で46ドルと約-16%も下落してしまいました。

原油安の背景には、OPEC(石油輸出国機構)が協調減産を決定するも、米シェールオイル企業の増産で減産分が相殺されたことや、ガソリン需要の伸び悩みなどから供給過剰懸念が解消されないことが挙げられます。

そうした中で、エネルギー株は投資家の誰もが避けたいセクターの一つに成り下がっていました。

また、通信株が避けられている主な要因は、価格競争が激しくなっていることで業績悪化が懸念されているためです。先日、ケーブルテレビ大手のコムキャスト(CMCS.A)と同業のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)がワイヤレス事業で提携したことで、価格競争の激しさがさらに増すことへの懸念が高まり、株価の重しとなっています。

加えて、金融株が避けられている主な要因は、当初の想定より利上げペースが緩やかになることが予想されたためです。FRB(米連邦準備制度理事会)は、13・14日のFOMCで利上げを決定する見込みですが、今後の道筋がどのようなものになるか投資家は注目しています。

ただし、FOMCに先駆けて、金融規制の緩和法案が下院を通過したことなどから、金融・セレクト・セクターSPDR(KLF)に買い注文が殺到し、他のセクターとは対照的に急騰しています。

さて、これまでFANG銘柄をはじめとしたハイテク株に投資マネーが集中していたことから、これ以上の上昇が見込めなくなってきました。一方でエネルギー株や通信株などは強気相場の中で売られてきたので割安感があります。

そのため、下げ相場ではハイテク株が大きく調整されやすい反面、エネルギー株などは割安感から買い支えられやすい展開になることが予想されます。別の言い方をすれば、FANG銘柄に投資していることを自慢できる時間はあまり残されていないということです。

グッドラック。

(参考:『ウォールストリート・ジャーナル』)

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