バフェット太郎です。

ネット小売り最大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)がロハス志向の高級スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケット(WFM)を137億ドル(約1兆5200億円)で買収すると発表しました。

【ホールフーズ・マーケット(WFM):日足】 
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買収発表を受けて株価は前日比+27.01%高と大暴騰しています。

ホールフーズ(WFM)の2016年度通期売上高は157億2400万ドル(約1兆7450億円)と全米10位級で、店舗数は469店舗あります。高級価格帯でこだわりのオーガニックや自然食品で拡大してきましたが、競争が激化したことで既存店売上高は6四半期連続で減少するなど苦戦が続いていました。

また、今年の4月にはヘッジファンドのジェナパートナーズがホールフーズ(WFM)の株式を9%近く取得して第二位の大株主になったことで、身売りなどの可能性が取り沙汰されていました。

さて、投資家はアマゾン(AMZN)が百貨店業界や家電量販店業界を駆逐してきたように、食品小売り業界も駆逐するのではないかと考え、食品小売株を投げ売りしました。

ウォルマート・ストアーズ(WMT)-4.82%安、コストコ(COST)-5.91%安、ターゲット(TGT)-7.84%安、クローガー(KR)-12.50%安と軒並み急落しています。

食品小売り業界を取り巻く環境が日増しに厳しくなる中で今後のシナリオを考えると、百貨店業界や家電量販店業界がアマゾンによって駆逐されたように、食品小売り業界も駆逐されると考えるのが自然です。

ただし、すべての食品小売り会社が駆逐されるわけではなくて、最終的には大手三~四社程度の少数の大企業が支配する寡占市場になると思います。そのため、最終的に生き残りそうなウォルマート(WMT)株について、バフェット太郎はそれほど心配していないので、「売り」を検討するということもありません。

グッドラック。

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