バフェット太郎です。

ブルームバーグによれば、金市場から大量の投資資金が流出しており、その規模は過去半年で最大となっているとのこと。

【SPDRゴールド(GLD)の資金の流出入】
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(出所:ブルームバーグ

FRB(米連邦準備制度理事会)のジャネット・イエレン議長は、今月13・14日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)で0.25%ptの追加利上げを決定し、政策金利を1.00~1.25%にしましたが、それに先駆けて、ヘッジファンドは金の買い越し残高を大幅に減らしたようです。

【金先物相場($GOLD):週足】
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金先物価格は1オンス1300ドルを大台をブレイクアウトすることなく下落しています。

金市場では、今年二度目の追加利上げ決定とバランスシートの縮小計画を受けて、金相場は転換点を迎えている可能性が高いと考えられています。USバック・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジストは「需給関係で弱気材料が重なっているため、金相場は下落する可能性が高い」と指摘し、「FRBは金利正常化への道のりにあり、欧州の成長見通しは改善しつつあることから、ECB(欧州中央銀行)が追加緩和に迫られることはない」と述べました。つまり、世界的に金利は上昇傾向にありますから、利息の付かない金は売られることが予想されているのです。

しかし、過去の経験則に従えば、金利上昇が必ずしも金価格の下落につながることはありませんでした。

【政策金利と金価格の関係:1970-1980】
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チャートは政策金利と金価格の推移を表しています。

72年から74年にかけて政策金利が3%から12%に上昇した局面では、金価格は50ドルから200ドルへ4倍も上昇しました。

また、76年から80年にかけて政策金利が5%から17.5%に上昇した局面では、金価格は100ドルから800ドルへ8倍も上昇しました。

【政策金利と金価格の関係:2001-2016】
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また、04年から07年にかけて政策金利が1%から5%へ上昇した局面では、金価格は400ドルから800ドルへ2倍も上昇しました。

このように、過去を振り返れば政策金利の上昇が必ずしも金価格の下落につながるわけではないことがわかります。だからと言って、政策金利と金価格に明確な相関関係がないことから、金利の見通しで金価格の見通しを予想するのは難しいです。

一方で、過去の経験則に従えば、政策金利と金鉱株にはかなり高い確率で逆相関の関係があることがわかっています。(参考:『金鉱株と政策金利の関係』)

従って、利上げ局面では金鉱株の弱気相場がしばらく続くと思います。しかし、米国景気の拡大が止まり、FRBが一転して利下げに転じた時、再び金鉱株は強気相場になります。

グッドラック。

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