バフェット太郎です。

これから世界の投資資金が新興国株に流入することが予想される中で、中国のハイテク三銘柄、検索エンジン大手のバイドゥ(BIDU)、Eコマース大手のアリババ(BABA)、インターネットサービス大手のテンセント・ホールディングス(TCEHY)に注目が集まっています。

米国のデジタル広告市場で最大のシェアを誇るのは、アルファベット(GOOGL)傘下のグーグルが40.7%。次いでフェイスブック(FB)が19.7%と、両社が米国の60%を占めていますが、中国のデジタル広告市場はバイドゥ(BIDU)とアリババ(BABA)、そしてテンセント(TCEHY)の三社が62%強のシェアを占めています。

これは政府の規制によって外国企業は簡単にアクセスできないことから、グーグル(GOOGL)やフェイスブック(FB)からの脅威に晒されていないためで、19年には三社のシェアは70%を占めることが予想されています。

また、三社の主力事業はそれぞれ異なり、競合していないことから、他の中国企業がシェアを奪うことは不可能にい近いです。

まず、バイドゥ(BIDU)は検索エンジンを運営しており、モバイル検索市場では80%ものシェアを占めるなど、ほぼ独占しています。

【バイドゥ(BIDU):週足】
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バイドゥ(BIDU)の週足チャートです。振れ幅が徐々に縮小しており、三角保ち合いを形成してることがわかります。この場合、上下どちらか一方向に大きく突き抜ける傾向があります。

アリババ(BABA)は楽天市場のような「天猫(Tモール)」や「淘宝網(タオバオ)」を運営しており、そこで膨大なビッグデータを収集し、出店者から広告収入を得ています。

【アリババ(BABA):週足】
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アリババ(BABA)の週足チャートです。強気の上昇トレンドチャネルを形成していますが、レジスタンス(上値抵抗線)を突破するか、あるいはサポートライン(下値支持線)と50日移動平均線に向かって下落するのか注目されます。

テンセント(TCEHY)は「LINE(ライン)」のようなチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」などを運営しており、ユーザー数は9億人と全人口の約64%をカバーしています。また、昨年ソフトバンクが保有していたフィンランドのゲーム会社「スーパーセル(クラッシュ・オブ・クランが有名)」を買収するなどモバイルゲームにも力を入れています。

【テンセント(TCEHY):週足】
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テンセント(TCEHY)の週足チャートです。アリババ(BABA)同様、強気の上昇トレンドチャネルを形成しており、レジスタンスを突破できるかが注目されています。

世界の株式市場はダウ平均が史上最高値圏にあるなど過熱感も見られていることから、バフェット太郎は中国株は一旦売られる展開を予想しています。

しかし、中国はスマホ利用者の急増に伴い、デジタル広告市場が急成長しており、市場が拡大するにつれて三社の支配力は一層高まることが予想されることから、今後、この三銘柄は人気化します。

グッドラック。

(関連書籍:『中国株投資の王道 』)

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