バフェット太郎です。

26日のNYダウ株式市場は前日比+14.79ドル(+0.07%)高の2万1409.55ドルと小幅上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、年内の利上げ観測が高まったことで金融株が買われたためです。一方、ハイテク株の下げが相場の重しとなりました。

ハイテク株は売られた主な要因は、買われすぎとの見方が優勢となったためです。フェイスブック(FB)-0.95%安、アマゾン(AMZN)-0.97%安、アルファベット(GOOGL)-1.42%安、マイクロソフト(MSFT)-0.95%安と、これまでハイテクセクターの中でも特に人気の高いハイテク株が売られました。

さて、FRB(連邦準備制度理事会)はインフレ率の目標を2%としていますが、なかなかこの2%に達しない状況が続いています。

今年、FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で二度の利上げを決定し、年内にもう一度利上げがあるのかどうかに注目が集まっていますが、市場参加者が織り込む12月の利上げ確率は50%となっています。

このような中で、FRB高官の発言に関心が高まっています。

サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、「インフレ率の鈍化は原油安によるガソリン価格の下落や通信料の値下がりなど一時的な要因によるもので、FRBは緩やかな利上げを続けるべきだ」とし、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、「このところの米2年債利回りと米10年債利回りの利回り格差が縮小していることに加えて、ダウ平均が史上最高値を更新していること、さらに米10年債利回りが低下を続いていることは、FRBが利上げをする上で心強い」との見解を示しました。

これらFRB高官の見解は共に年内の利上げに前向きと捉えられたことで、利上げの恩恵を受けると見られるゴールドマン・サックス(GS)は1.50%高、ウェルズ・ファーゴ(WFC)+0.86%高、JPモルガン・チェース(JPM)+0.44%高と、金融株が軒並み買われました。

【米10年債利回り】
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ただし、米10年債利回りは-0.47%pt安の2.14%と依然として低下しています。テクニカルでは50日移動平均線の2.13%を下にブレイクアウトするのか、あるいは反発して利回りが上昇していくのかが注目されます。

金利が上昇すれば、金融株の上昇とドル高が加速します。

グッドラック。

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