バフェット太郎です。

日本経済新聞によれば、ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)がカナダの住宅金融会社、ホーム・キャピタル・グループ(HCG)に対して、「成長する市場分野で主導的な地位を持ち、極めて魅力的な投資だ」とし、事実上、救済するとのこと。

ホームキャピタル(HCG)はカナダ最大の住宅ローンを専門とするノンバンクですが、カナダ金融当局から住宅ローン業務でのずさんな融資を指摘され、経営不安説が浮上。預金引き出しが続き、株価は急落。投機筋による空売りが報道されていました。

しかし、バフェット氏がホームキャピタルの株式38%(約3億ドル)を取得するほか、中核子会社のホームトラストに約15億ドルの与信枠を設けるなど、事実上の救済措置が伝わると、株価は前日比で約27%急伸しました。

さて、カナダの住宅価格は業界最大手のホームキャピタル(HCG)が支払い能力の低い顧客に対して繰り返し融資を行ったため、トロントとバンクーバーで住宅価格が高騰していました。これは今からちょうど10年前、米国で支払い能力の低い顧客に対してずさんな融資を繰り返したサブプライムローン問題に似ています。

07年6月、米国では借金の支払に能力の低い貧乏人に住宅ローンを組ませるなどしたことで住宅価格が高騰していました。貧乏人は借金をすぐに滞納するので、金融機関はそのリスクを回避するために住宅ローンを債権化し、AAA(トリプルA)債のような優良な金融商品の中に少量混ぜ合わせることで、ばら撒くように売りさばきました。

しかし、07年夏ごろから住宅価格が下落すると、サブプライムローンは不良債権化し、さらにサブプライムローンが含まれている優良な金融商品の信用保証までも信用を失ったことで市場では投げ売りが相次ぎました。

波紋は広がり、08年秋にはリーマン・ブラザーズが破綻、AIGは国有化されるなど、サブプライムローンは世界金融危機の引き金を引いたのです。

歴史は必ずしも繰り返すわけではありません。しかし似たカタチの小さな亀裂は世界のあちこちで発見されつつあるようです。

グッドラック。

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