バフェット太郎です。

個人投資家は「リバランス(配分調整)」という投資テクニックを駆使することで、リスクの低減と資産の最大化を目指してください。

そもそもリバランスとは、異なるアセット・クラス(資産クラス)、例えば株式と債券への投資配分を最適な比率に微調整するだけです。

例えば、ある個人投資家が次のような基本ポートフォリオをデザインして投資を始めたとします。

【基本ポートフォリオ】
1
当初、上記のような配分で投資を始めたとしても、時間の経過とともに資産価格は変動します。そこで、日米の株価が大きく上昇し、一年後のポートフォリオが以下の通りになったとします。

【一年後のポートフォリオ】
2
日米の株式比率が当初の55%から70%に上昇した一方、新興国株式と日米債券はそれぞれ5%pt減少しました。また、株式がポートフォリオに占める割合は、当初の75%から85%と、リスクが高くなりすぎています。

そこで、割高な株式を売る一方、そのお金で割安な債券に投資することで、基本のポートフォリオに戻すように調整します。これが「リバランス」です。

反対に、景気が後退し株価が大きく低迷している局面では、株式の割合が低くなる一方で債券の割合が高くなるので、この場合は割高な債券を売って、そのお金で割安な株式に投資して「リバランス」をします。


▮個人投資家のための「リバランス」四つの注意点

個人投資家がリバランスで気を付けたいことが三点あります。

一、個別株は控えてETFやインデックスファンドを利用しろ!

二、投資用資金を捻出し、割高なアセット・クラスを売らずに割安なアセット・クラスをひたすら買い増せ!

三、リバランスは二~三年に一度でもいい!

四、リバランスは機械的にやれ!

まず、一の「個別株は控えてETFやインデックスファンドを利用しろ!」ですが、これは手数料を考えれば、個別株への投資は控えて、ETFやインデックスファンドを利用した方がリバランスがしやすいためです。運用資産額が数千万円未満の場合、一度の買い付け手数料率を下げるために大きく買い増せば、それだけでポートフォリオが崩れてしまいます。

また、二の「投資用資金を捻出し、割高なアセット・クラスを売らずに割安なアセット・クラスをひたすら買い増せ!」ですが、含み益を売却すれば20%(米国は30%)もの税金が課税されるため、長期的に見れば買い持ちしていた方が賢明です。では、「リバランス」するためにはどうすればいいかですが、それは、勤勉に働くことで収入を最大化し、倹約に努めて支出を最少化することで新規の投資用資金を捻出してください。

三、「リバランス」は二~三年に一度でも大丈夫です。実際、世間のしがらみから逃れられない多くのサラリーマン投資家にとって、投資用資金を捻出するのはなかなか難しいかもしれません。また、世帯を持つ個人投資家は、自身の投資哲学とは関係なく、パートナーの理解がないことでやむなく投資を諦める場合があります。

しかし、だからと言って諦める必要はありません。少しずつお金を貯めて新規の投資用資金を捻出できるのであれば、三年に一度のリバランスでも十分に意味があります。

四、「リバランス」は機械的に行うべきです。多くの個人投資家はその時々の状況に応じて判断を下してしまいがちで、これが結果的にパフォーマンスの足枷になります。

例えば、米国株式の比率が基本ポートフォリオの割合35%に対して、30%と低いのにも関わらず、市場のセンチメントが将来の先行き見通し対して懐疑的になっていると、多くの個人投資家は買い控えるものです。しかし、予想に反して上昇すれば、本来得られたはずの利益が得られないなど機会損失に繋がります。従って、規律正しく機械的にリバランスを実施した方が賢明だというわけです。

以上の点に注意しながら、賢明で合理的な資産運用ライフを楽しんでくださいね。

グッドラック。

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