バフェット太郎です。

クソダサい投資家ほど投資方針に一貫性がなく、他人の意見をよく聞き、保有銘柄をコロコロ入れ替えたがります。

この時、大抵売却するのは株価が低迷しているクソ株で、新規で購入するのは誰もが称賛する将来有望のイケてる株です。つまり、クソダサい投資家ほど目先の株価しか見ていないので、「不安」を売って、「安心」を買っているわけです。

もちろん、クソ株からイケてる株に乗り換えることで、周りの人たちは称賛してくれるでしょう。なぜなら将来有望のイケてる銘柄で構成されたピカピカのポートフォリオができあがるのだから。しかし、誰もが称賛する銘柄とはすでに割高になっている可能性があるのでこれから株価が低迷するかもしれませんし、将来の見通しは誰にもわからないという理由で、イケてる株がクソ株に成り下がるまでに売り抜けなければなりません。

つまり、タイミングを見計らった売買をする投資戦略を採用することを意味します。そして、タイミングを見計らった投資戦略で長期的に成功するのは難しいため、多くの淘汰された投資家たちの仲間入りを果たすことが目に見えています。

ちなみに、メディアで度々紹介されている億万投資家たちは、株を頻繁に売買することで億万投資家になったわけですが、これは何も、株を頻繁に売買しなければ億万長者になれないというわけではありません。1000人のプレイヤーがいれば5人が勝ち残るゲームで、大損した995人のプレイヤーも大勝ちした5人のプレイヤーと同様に頻繁に株の売買を繰り返しているのです。

しかし、淘汰されたプレイヤーが無視されますから、多くの投資家たちはタイミングを見計らった売買をしなければ投資家として成功できないと信じてしまっているのです。そのため、株価が低迷している銘柄をクソ株と忌み嫌い、株価が好調で誰もが称賛してくれる将来有望のイケてる株に投資するのです。

★★★

さて、クソ株の代名詞と言えばウォルマート・ストアーズ(WMT)ですが、これは、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の躍進で多くの小売企業が淘汰される中で、同様に苦戦しているためです。

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【ウォルマート・ストアーズ(WMT)キャッシュフロー】
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(出所:モーニングスター

グラフはウォルマート・ストアーズ(WMT)のキャッシュフローの推移です。

営業キャッシュフローが緩やかに上昇していることに加えて、フリーキャッシュフローも拡大していることが確認できます。そもそも、営業キャッシュフローとは、本業の儲けを表す指標で、フリーキャッシュフローとは純現金収支を意味し、経営者が自由に使える手元資金を指します。

営業キャッシュフローが緩やかに上昇しているということは、しっかりと本業で稼いでいることを意味し、フリーキャッシュフローが拡大していることは、経営の自由度が高まっていることを意味するので、戦略的な投資を実行しやすく、業界の変化にも対応しやすくなります。

最近、ウォルマートの店舗がハイテク化し、既存店客数が増加している背景には、このフリーキャッシュフローが有効に活用されたためです。

クソダサい投資家ほど、ニュースや株価、他人の意見に従順な世間の奴隷になってしまいがちですが、目に見える数字を確認し、自分のアタマで考えなければ、永遠に相場に振り回されるだけのクソダサい投資家に成り下がるだけですよ。

グッドラック。

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