バフェット太郎です。

マイクロソフト(MSFT)が第4四半期決算を発表しました。

EPSは予想0.71ドルに対して、結果0.98ドルと予想を上回りました。

売上高は予想242億7000万ドルに対して、結果247億ドルと予想を上回りました。

クラウドサービスの「アジュール」を手掛けるインテリジェント・クラウド部門の売上高は11%増の74億ドルでした。

「オフィスシリーズ」を手掛ける生産性・ビジネスプロセス部門の売上高は21%増の84億ドルでした。

一方でマイクロソフト(MSFT)の主力事業であるウィンドウズ、携帯電話、ゲーム事業を含むパーソナル・コンピューティング部門の売上高は2%減の88億ドルでした。これは世界的なパソコン出荷台数の減少と価格競争の激化を受けたためです。

個別の売上高は「アジュール」が97%増、オフィス365が43%増と大幅な増収を達成しました。

【経営成績】
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売上高は右肩上がりの拡大傾向にあることがわかります。営業利益はノキアの減損等で低迷していたものの、クラウド事業が牽引し、利益は上向いています。
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16年の配当性向は約70%ですが、17年の配当性向はEPSの大幅な改善に伴い、約50%に引き下がる見込みです。
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本業の儲けを表す営業キャッシュフローは緩やかに拡大していることが確認できます。また、徐々に拡大しつつある投資キャッシュフローも、営業キャッシュフローに対して大きくはないので、潤沢なフリーキャッシュフローを創出できています。

潤沢なフリーキャッシュフローは経営の自由度を高めるので、栄枯盛衰の激しいハイテク産業において生き残るための必須課題となっています。とは言え、IBM同様に株主還元に積極的になればなるほど、経営の自由度を狭めてしまうジレンマもあるので、アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)のような無配当企業の方が経営の自由度が高まりやすいです。

また、最近になって投資キャッシュフローが拡大傾向にあるのは、アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)傘下のグーグル同様に世界中で巨大で高価なデータセンターを構築するなど、クラウドサービスに積極的に投資しているためです。

マイクロソフト(MSFT)は決算発表で、「我々は目標達成にかなりの自信を深めている」と強気の見通しを示しました。

決算発表後の時間外取引で一時3%高と大きく上昇したものの、その後はマイナス圏に落ち込んでいます。

【マイクロソフト:MSFT】
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マイクロソフト(MSFT)の週足チャートですが、強気の上昇トレンドチャネルを形成しています。

グッドラック。

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