バフェット太郎です

コングロマリット(複合企業)大手のゼネラル・エレクトリック(GE)が第2四半期決算を発表しました。予想を上回る決算も、どこか怪しいです。

EPSは予想0.25ドルに対して、結果0.28ドルと予想を上回りました。

売上高は予想290億2000万ドルに対して、結果296億ドルと予想を上回りました。

EPSと売上高は前年同期比でそれぞれ-51%減、-13.4%減と大きく落ち込みました。減収減益に落ち込んだ主な要因は、昨年、家電事業を中国のハイアール社に売却したためです。

さて、2018年通期のEPSに関する最新の見通しについて、ゼネラル・エレクトリック(GE)は11月に明らかにすると発表しました。これは、8月にCEO(最高経営責任者)が、現職のイメルト氏からフラナリー氏に代わるなかで、11月よりも早い時期に最新業績見通しの発表があるだろうとする期待を裏切るものでした。

これで失望売りが加速して、株価は前日比-2.92%安の25.91ドルと急落しました。

【経営成績】
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ゼネラル・エレクトリック(GE)の祖業は発明王エジソンの電気照明会社で、80年代にはジャック・ウェルチ氏がM&Aを駆使して成長したことで知られています。現在、発電、再生エネルギー、石油・ガス、エネルギーマネジメント、航空、ヘルスケア、輸送機器など幅広く手掛けており、エンジンは航空機、船舶産業用など世界有数です。

13年にメディア事業のNBCユニバーサルを米コムキャストに売却、14年に家電事業をスエーデン社に売却、15年には成長を牽引してきた金融事業を売却、16年には家電事業を中国のハイアール社に売却する一方、仏アルストム社のエネルギー事業を買収するなど、事業の「選択と集中」を進めています。

売上高と営業利益は13年12月期を底に緩やかに改善されており、純利益は15年に底打ちしました。今後、業績のさらなる改善が予想されています。
2
08年の金融危機で金融事業が大打撃を受け、DPS(一株当たりの配当)は減配を余儀なくされましいたが、10年を底に前期は6期連続の増配を達成しました。

EPSは15年に収益柱の金融事業を売却したことで赤字に転落しました。しかし、その後は持ち直し、今期二期連続の増益が期待されています。
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さて、売上高や営業利益など損益計算書に含まれる数字を眺めると、まるで業績が底打ちし、今後一貫して拡大するだろうと期待してしまいますが、営業キャッシュフローにその気配は感じられません。

本業の儲けを表す営業キャッシュフローは一貫して減少を続けていることに加えて、フリーキャッシュフローはついにマイナスに転じており、反転の兆しが見えていません。つまり、ゼネラル・エレクトリック(GE)の決算は「どこか怪しい」です。

【株価:1990-2017】
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株価は年始の高値から-16%安と低迷しており、200日移動平均線も割り込もうとしています。

過去27年間を振り返っても、200日移動平均線の上から下にブレイクアウトしたのは、01年のITバブル崩壊直後と08年の金融危機の二度しかなく、どちらもその後大暴落しました。

配当利回りは3.67%と高配当で一見魅力的に映りますが、投資家は警戒した方がいいです。

グッドラック。

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