バフェット太郎です。

世界最大のタバコ会社、フィリップ・モリス・インターナショナルが第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想1.23ドルに対して、結果1.14ドルと予想を下回りました。

売上高は予想201億ドルに対して、結果193億2000万ドルと予想を下回りました。

17年通期見通しは、旧ガイダンス4.80~4.99ドルから、新ガイダンス4.78~4.93ドルへ下方修正しました。

たばこの出荷量は前年同期比7.5%減でした。

主力製品となった「IQOS」は、日本や韓国での市場開拓が好調で、引き続き好調に推移しています。また、これまでに290万人以上の喫煙者が「IQOS」に切り替えています。

【経営成績】
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フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は08年に「マールボロ」を保有するアルトリア・グループの米国外事業としてスピンオフ(分離・独立)し、世界中で紙巻きたばこや電子たばこを販売しています。そのため、15年以降ドル高の影響を受けて業績が低迷しています。
2
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BPS(一株当たりの純資産)がマイナスになるなど債務超過の状態にありますが、これは収益の見通しが立てやすく安定したキャッシュフローが見込めるなら債務超過でも問題ないと考えられているからです。

フィリップ・モリス以外にも、日用品大手のキンバリー・クラークや同業のコルゲート・パルモリーブが同様にBPSがマイナスになっています。
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キャッシュフローを眺めると、潤沢で安定したキャッシュフローを創出できていることが確認できます。そもそも「マールボロ」などの紙巻きたばこにこれ以上設備投資や研究開発費は必要ないのでドル箱状態です。

【フィリップ・モリス・インターナショナル:PM】
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フィリップ・モリスは15年まで株価の上昇が見込めないクソ株の代名詞でしたが、「IQOS」の成功をきっかけに、まるでグロース株のように株価が上昇しており、年初来で30%超上昇しています。

PERは26倍、配当利回りは3.48%とバリュエーションに割安感はありません。

グッドラック。

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